堤玲子とは? わかりやすく解説

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堤玲子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/09 05:02 UTC 版)

堤 玲子(つつみ れいこ、1930年3月29日[1] - )は、日本の作家詩人。本名・浅野孝子、のち渋谷姓。

経歴・人物

岡山市[2]の貧家に生まれる。1946年就実高等女学校(現・就実中学校・高等学校)卒。終戦直後には岡山駅前で体を売った[3]。自動車組合に就職後、『近代詩人』同人となる。1951年庭瀬駅売店店員となる。1954年結婚。1957年タムタム芸術集団(のち「総合芸術」)同人となり編集長・北田玲一郎のもとで詩を書く。1965年「石原慎太郎論」を書き話題となる。1967年、貧困と性にまみれた自伝的小説『わが闘争』を刊行、ベストセラーになり、佐久間良子主演・中村登監督で松竹で映画化もされ、岡山でロケも行われた[3]

著書

  • 『わが闘争』三一書房、さんいちぶっくす 1967 のち角川文庫
  • 『わが妹・娼婦鳥子』三一書房、さんいちぶっくす 1968
  • 『美少年狩り』潮出版社、1974
  • 『わが闘争宣言』三一書房、1974
  • 『修羅の記』白夜書房、1979
  • 『わが怨慕唄』三一書房、1988
  • 『わが犯罪家族 』三一書房、1988

参考

  • 「わが闘争」角川文庫版「あとがき」北優「解説」

脚注

  1. ^ 『著作権台帳』
  2. ^ 堤玲子 吉備路文学館 2018年7月18日閲覧。
  3. ^ a b 「週間ダイヤル スクリーン『岡山で身をしずめる佐久間良子』ー『わが闘争』ロケの地元で派手な歓迎」『週刊大衆』1968年6月20日号、双葉社、14頁。 

関連項目




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