堤規至とは? わかりやすく解説

堤規至

(堤のりゆき から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/09 08:15 UTC 版)

堤 規至(つつみ のりゆき、1963年5月11日[1] - )は、アニメーターCGIクリエイター千葉県出身[1]

来歴・人物

1982年3月21日高校卒業と同時にシンエイ動画へ入社。仕事は『怪物くん』の動画から始まり、『フクちゃん』で原画を担当するようになる[1]

エスパー魔美』ではチーフディレクターを務めた原恵一と共に当時若手の1人であったが、プロデューサーの別紙壮一総作画監督として抜擢(第7話までは作画監督補、第8話より富永貞義と共同で担当)。以降『チンプイ』や『21エモン』、『クレヨンしんちゃん』にアニメーターとして作画面から作品を支え続けた。

CGについては最初趣味で始めたものだったが、それを本郷みつるが「面白そうだ」と『クレヨンしんちゃん』に取り入れたのが始まりとなり[1]、作画と平行してCGを手掛けるようになった。『クレヨンしんちゃん映画大全』のインタビューでは「やっぱりメインは作監、次がCG」[1]と語っていたが、徐々にアニメーター業から離れていき[2]、CGの仕事がメインとなっていった。2020年代からは再びアニメーターとして作画を手掛けるようになる。

名義をつつみのりゆき、または堤のりゆきと表記することもあり、『映画クレヨンしんちゃん』では本名と合わせ3つの名義を使用したこともあった。堤によると「名前は別に使い分けてるんじゃなくて、一本の作品に仕事が何回も出てくるからという理由からだけ」だという[1]

主な参加作品

テレビアニメ

劇場アニメ

Webアニメ

脚注

  1. ^ a b c d e f 品川四郎・ブレインナビ『クレヨンしんちゃん映画大全』、双葉社、P.171。
  2. ^ ドラえもん (2005年のテレビアニメ)』で制作デスクを務めた岡田麻衣子は「もう、やり尽くしたみたいなことは言っていましたね、作画としては」と語っている(『藤子不二雄FCネオ・ユートピア』52号、P.57)。
  3. ^ 山本福雄と連名。
  4. ^ 絵コンテはつつみのりゆき、または堤のりゆき名義。CGは特番のアバンのみ。CGIクリエイターとなってからは作画としてテレビシリーズに参加はしていない。
  5. ^ 2011年11月25日放送「メカ・メーカー」を担当。クレジット上では「シンエイ動画」となっている(『藤子不二雄FCネオ・ユートピア』52号P.62参照)。2015年2月6日放送「恐竜ハンター」・3月13日放送「のび太のダンボール宇宙ステーション」では漢字表記で名前がクレジットされた。
  6. ^ 2024年9月7日放送「のび太とギリシャのケーキ伝説」(ドラえもん誕生日スペシャル)
  7. ^ この他、ヘンダー城の内部図解CGも担当している(ノークレジット)。

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「堤規至」の関連用語

堤規至のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



堤規至のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの堤規至 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS