城郭の太鼓櫓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 19:16 UTC 版)
太鼓櫓(たいこやぐら)は寺院の鼓楼と同じ役割を持つ建物で、常時は日の出と日暮れの開門の時刻を知らせた。城郭に必ず設置される建物であり、同様のものに鐘櫓がある。 多重の楼閣建築であることが多く、姫路城のように平櫓であることは少ない。1重目を通常の櫓と同じように造り、2重目は窓を大きくし、太鼓が吊るしてあった。装飾的に造ることがあり、開口に華頭窓を用いたり、欄干を廻られせたものもある。 現在、現存する太鼓櫓としては、姫路城(平櫓のもの)のものと、掛川城のもの、復元されたものでは広島城のものなどがある。
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