坊主としての自画像とは? わかりやすく解説

坊主としての自画像

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 10:21 UTC 版)

坊主としての自画像、1888年、61×50cm、フォッグ美術館蔵

坊主としての自画像(ぼうずとしてのじがぞう)とは、1888年9月にフィンセント・ファン・ゴッホによって描かれた絵画。油彩。僧侶としての自画像と記載されていることがある。

ハーバード大学フォッグ美術館蔵。英語名称では「Self-Portrait (Dedicated to Paul Gauguin)」と命名されている。

アルル在住時に、自らを日本の坊主僧侶)として描いた。英語名称にあるように、ゴーガンから贈られた自画像に対する返礼として描かれたもの。

ゴッホは、日本文化、日本芸術に興味を抱き、浮世絵を模写したり、絵の一部として取り入れたりしており、その一例はタンギー爺さんなどにも見られる。

芸術表現への興味だけではなく、日本的な文化、精神的在り方を知ろうとし、また憧れていたことが、このような日本の精神文化の象徴たる「僧侶」としての自分を描くことに表れている。

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「坊主としての自画像」の関連用語

坊主としての自画像のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



坊主としての自画像のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの坊主としての自画像 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS