地域感情の緩和
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 05:11 UTC 版)
「第17代総選挙 (大韓民国)」の記事における「地域感情の緩和」の解説
この選挙でも、ウリ党とハンナラ党はそれぞれ全羅道と慶尚道で圧倒的な強さを見せたが、前回ハンナラ党が議席を独占した慶尚道でウリ党が4議席(釜山1、蔚山1、慶尚南道2)、民主労働党が2議席(蔚山1、慶尚南道1)を獲得、ハンナラ党の地盤に進出を果たすことが出来た。比例代表の得票率ではハンナラ党は大邱市で62%、慶尚北道で58%、民主党は全羅南道で33%、自民連は忠清南道で23%、と得票率に強い偏りがみられ、ハンナラ党は全羅道では一桁以下の非常に低い得票率に留まった。一方でウリ党はハンナラ党の地盤である慶尚道でも20~30%台の得票率を獲得しており、60%以上の得票をした全羅北道を除いてあまり大きな偏りが見られなかった他、民主労働党は民主労総の組合が多い蔚山の21%を除いて、ほぼ全国で10%台の得票を得るなど、韓国の政治における地域主義の構造に一定の変化も現れた。
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