国鉄セムフ1形貨車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/19 02:10 UTC 版)
| 国鉄セムフ1形貨車 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 車種 | 石炭緩急車 | 
| 運用者 |  鉄道省 運輸通信省 運輸省 日本国有鉄道  | 
   
| 所有者 |  鉄道省 運輸通信省 運輸省 日本国有鉄道  | 
   
| 旧形式名 | テタフ11700形、テタフ14000形 | 
| 改造年 | 1928年(昭和3年) | 
| 改造数 | 558両 | 
| 消滅 | 1963年(昭和38年) | 
| 主要諸元 | |
| 車体色 | 黒 | 
| 専用種別 | 石炭 | 
| 軌間 | 1,067 mm | 
| 全長 | 6,135 mm | 
| 全幅 | 2,565 mm | 
| 全高 | 2,881 mm | 
| 荷重 | 14 t | 
| 実容積 | 17.6 m3 | 
| 自重 | 7.3 t - 8.0 t | 
| 換算両数 積車 | 2.2 | 
| 換算両数 空車 | 0.8 | 
| 軸距 | 3,505 mm | 
| 最高速度 | 65 km/h | 
| 備考 | *上記寸法は一例である | 
国鉄セムフ1形貨車(こくてつセムフ1がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である鉄道省等に在籍した14 t 積の石炭緩急車である。
概要
1928年(昭和3年)5月の車両称号規程改正によりテタフ11700形 100両(セムフ1 - セムフ100)、テタフ14000形 458両(セムフ101 - セムフ558)の 2形式合計 558両がセムフ1形1形式にまとめられた上で形式名変更された。
1933年(昭和8年)度より1935年(昭和10年)度にかけて全車に空気ブレーキの取り付けを行った。
車体塗色は黒一色であり、寸法関係は一例として全長は6,135 mm、全幅は2,565 mm、全高は2,881 mm、自重は7.3 t - 8.0 t、換算両数は積車2.2、空車0.8であった。
本形式より後に開発されたセムフ1000形は、車掌室が本形式同様狭く移住性が良くなかったため早期にセフ1形へ改造され1956年(昭和31年)に淘汰された。しかし本形式車掌室は、セムフ1000形よりわずかに小さかったにもかかわらず改造される事なく1963年(昭和38年)度に最後まで在籍した車両が廃車になり同時に形式消滅となった。
脚注
参考文献
- 鉄道史料編集スタッフ 『鉄道史料 第38号』(初版)鉄道史資料保存会、1985年5月。
 - 鉄道史料編集スタッフ 『鉄道史料 第39号』(初版)鉄道史資料保存会、1985年8月。
 - 貨車技術発達史編纂委員会 『日本の貨車-技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2008年3月1日。
 
関連項目
- 国鉄セムフ1形貨車のページへのリンク