喜六と清八
(喜六・・・ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/04 15:26 UTC 版)
喜六と清八(きろく と せいはち)は、上方落語に頻繁に登場する架空の人物。江戸落語には登場しない、上方落語独自の登場人物である[1]。
人物
ほとんどの噺の場合、大阪(大坂)に住んでいる。一般的な展開では2人一緒に登場し、喜六がうっかり者もしくは「ボケ」、清八がしっかり者もしくは「ツッコミ」の役割を受け持つ[2]。
喜六の通称は「喜ぃさん」もしくは「喜ぃ公」。与太郎や甚兵衛に見られる「茫洋としたところ」[1]と、八五郎の「おっちょこちょいなところ」[1]を備えている。喜六が単独で登場する噺もあるが、特異な名前である必要がなく、ボケが出来る若者が求められている際に登場する[3]。与太郎が無職でブラブラしていることが多いのに対し、喜六は定職(主に下駄職人)に就いているのが特徴である。咲または松という名の配偶者がいることがあり、しっかり者や喜六を尻に敷く恐妻として描写される。
清八の通称は「清やん」。しっかりとした性格で、喜六の兄貴分として振舞っている[4]。喜六を引っ張っていく形で噺を展開させる存在である[5]。職業は指物職人であることが多い。
『三枚起請』や『宿屋仇』のように、喜六と清八よりも年上の源兵衛、通称「源やん」を加えて、三人組で物語を構成する場合もある。
主な登場作品
脚注
参考文献
- 相羽秋夫 『落語入門百科』 弘文出版、2000年。ISBN 978-4-875-20217-2
- 高橋啓之 『落語登場人物辞典』 東京堂出版、2005年。ISBN 978-4-490-10667-1
喜六(きろく)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 23:57 UTC 版)
「落第忍者乱太郎の登場人物」の記事における「喜六(きろく)」の解説
加藤村の馬借。21歳、天秤座、A型。よく清八とコンビで登場する。愛馬の名前は不明。名前の由来は上方落語の登場人物から。第30巻初登場。アニメ版未登場。
※この「喜六(きろく)」の解説は、「落第忍者乱太郎の登場人物」の解説の一部です。
「喜六(きろく)」を含む「落第忍者乱太郎の登場人物」の記事については、「落第忍者乱太郎の登場人物」の概要を参照ください。
- 喜六・・・のページへのリンク