吸収、循環、排出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:49 UTC 版)
人体には体重1 kgあたりおよそ1.4–2.1 mgの銅が含まれている。銅は腸で吸収され、その後、肝臓に輸送されてアルブミンと結合する。肝臓で処理された後の銅は第二段階として他の組織に分散される。ここの銅輸送プロセスでは、大多数の銅を血液中に輸送するセルロプラスミンが関与している。セルロプラスミンはまた、乳中に排出される銅を運搬し、特に銅源として効率よく吸収される。一日あたりおよそ1 mgの銅が食品から摂取および排出されるのに対して、体内では通常一日あたりおよそ5 mgの銅が肝臓から運び出されて腸で再吸収される腸肝循環によって循環しており、必要であれば胆汁を通じて過剰な銅を体外へと排出できる。
※この「吸収、循環、排出」の解説は、「銅」の解説の一部です。
「吸収、循環、排出」を含む「銅」の記事については、「銅」の概要を参照ください。
- 吸収、循環、排出のページへのリンク