名詞の所有表現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 09:16 UTC 版)
ある名詞が何らかを所有していることを表し直後に置かれる他の名詞を形容詞的に修飾する場合、もとの語が歯擦音で終わっているならば /ɨz/ を、無声音で終わっている場合は /s/ を、有声音で終わっている場合は /z/ をつける。正書法上はいずれも 's と記す。ただし -s に終わる複数の場合は何もつけず、つづりの上では '(アポストロフィのみ)を付する。-s で終わる固有名詞でも ' のみをつける場合がある。's は歴史的には属格に由来するが、属格と異なり、たとえば「スペイン王の」は king of Spain's と言い、*king's of Spain にはならない。 また、前置詞 of を用いて所有関係を表す。このフランス語からの借用表現は英語の表現の自由度を向上させた。 例: The judge's decision / Decision of the judge :裁判官の決定 The judges' decision / Decision of the judges :裁判官たちの決定 Horus' battleship / Battleship of Horus :ホルスの戦艦
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