名古屋市電野立築地口線とは? わかりやすく解説

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名古屋市電野立築地口線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/04 06:27 UTC 版)

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野立築地口線
概要
現況 廃止
起終点 起点:日比野電停
終点:築地口電停
駅数 9駅
運営
開業 1937年3月11日
廃止 1969年2月20日
所有者 名古屋市交通局
名古屋市電
路線諸元
路線総延長 4.0km
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 直流600 V 架空電車線方式
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路線概略図 
電停
博覧会開催時の臨時電停

0.0 日比野電停 下江川線
2号線(建設中)
下江川線
0.5 西郊通六丁目電停
国鉄東海道新幹線
1.1 六番町電停
1.5 六番町六丁目電停
南郊運河
国鉄:南方貨物線
1.9 七番町電停
2.3 東海通電停
(臨)中央門電停
降車専用
1937-1937
名古屋汎太平洋平和博覧会
東会場 1937-1937
2.9 港車庫前電停 1939-
港電車運輸事務所 1943-
築港線
港北運河
(臨)南門電停 1937-1937
連絡線 1937-1937
3.5 港区役所電停
築地線
4.0 築地口電停 築港線

野立築地口線(のだてつきじぐちせん)は、かつて愛知県名古屋市に存在した、名古屋市電路線路面電車)の一つである。同市熱田区の日比野停留場から港区の築地口停留場までを結んでいた。

歴史

野立築地口線、別名“博覧会線”は名古屋汎太平洋平和博覧会開催に伴う市電の輸送力増強のために建設された路線である[1]。博覧会開催に先立つ1937年(昭和12年)3月11日に開通し、築港線とともに会場までの輸送を担った[2]。市電路線網のうち、中村押切浄心方面および上前津新栄町大曽根方面の一部が野立築地口線経由で博覧会場北門・西門・南門に到達した[3]

野立築地口線および築港線築地口 - 名古屋港間は建設予定の2号線(現・名港線)日比野 - 名古屋港間の直上を走っていたため、地下鉄延伸工事開始に伴い廃止された[4]

博覧会西会場正面玄関。手前を走っているのが野立築地口線。博覧会開催中はここに降車専用の中央門電停が臨時に設けられた。

年表

特記なき項は『日本鉄道旅行地図帳』7号を典拠とする[5]

停留場

停留場名[5] 読み[5] キロ程[5] 接続路線
日比野 ひびの 0.0 名古屋市電下江川線
西郊通六丁目 さいこうどおりろくりょうめ 0.5
六番町 ろくばんちょう 1.1
六番町六丁目 ろくばんちょうろくちょうめ 1.5
七番町 ななばんちょう 1.9
東海通 とうかいどおり 2.3
港車庫前 みなとしゃこまえ 2.9
港区役所 みなとくやくしょ 3.5
築地口 つきじぐち 4.0 名古屋市電:築港線築地線

脚注

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  1. ^ 『新修名古屋市史 第6巻』 p.605
  2. ^ 『市営五十年史』 p.75
  3. ^ 『市営三十年史』 後編p.108
  4. ^ 『名古屋市電(中)』 p.24
  5. ^ a b c d 『日本鉄道旅行地図帳』7号 p.60

参考文献

  • 名古屋市(編) 『市営十五年』 名古屋市、1937年
  • 名古屋市交通局(編) 『市営三十年史』 名古屋市交通局、1952年
  • 名古屋市交通局(編) 『市営五十年史』 名古屋市交通局、1972年
  • 新修名古屋市史編集委員会(編) 『新修名古屋市史 第6巻』 名古屋市、2000年
  • 今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳』7号(東海)、新潮社、2008年ISBN 978-4-10-790025-8
  • 服部重敬 『名古屋市電(中)』 ネコ・パブリッシング、2013年ISBN 978-4777053551





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