名古屋小6受験殺人事件とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 名古屋小6受験殺人事件の意味・解説 

名古屋小6受験殺人事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/21 03:47 UTC 版)

名古屋小6受験殺人事件
場所 日本愛知県名古屋市北区
標的 当時小学6年の息子
日付 2016年8月21日
攻撃手段 刺殺
武器 包丁
死亡者 小学6年の息子(長男)
容疑 息子の父親
動機 不明
対処 容疑者逮捕
テンプレートを表示

名古屋小6受験殺人事件(なごやしょうろくじゅけんさつじんじけん)とは、2016年平成28年)8月21日に、愛知県名古屋市北区マンションで、父親が小学6年の長男(当時12歳)を包丁で刺し、死亡させた日本の教育虐待殺人事件である。

概要

2016年8月21日、名古屋市北区の自宅マンションで、父親が当時小学6年の息子(12歳)の胸を包丁で刺し、失血死させる事件が発生した[1]

当時、父親は息子に対し中学受験をさせており、2019年6月21日名古屋地方裁判所で行われた初公判で検察側は「指示通りに勉強しないと怒鳴ったり、暴力を振るったりした」と説明している。また2016年1月からは、脅しとして刃物を使用し、事件1、2日ほど前は父親が息子の足を切りつけるなどの傷害を加えていた[2]

また父親は自身の母校である有名な私立中学校に進学させるために勉強させようと、日常的に暴力を振るって事件に繋がったと見られている。初公判では、父親の弁護人が「胸の傷は事故によって生じたもの」と主張し、意図的な犯行を否定した[3]

また2019年(令和元年)6月24日に行われた裁判では、息子の母親が検察側の証人として出廷し、「父親ははじめは息子を可愛がっていたようだが息子が小学3年生の終わり頃に学習塾に入ってから暴力がエスカレートし、教科書を破ったり、積み重ねた本を蹴ったり破いたりするところを母親が目撃していた。また母親が父親のことを止めに入ろうとすると、『受験もしたこともないやつがガタガタ言うんじゃない』と父親が発言し、また息子の毛髪が抜けているところがあり、息子が『パパに抜かれた』と発言し、母親が『このまま家を出よう』と提案すると、息子が『パパとママ一緒がいいから嫌だ』と言っていた」と証言した[4]7月19日、名古屋地方裁判所は、父親に対し殺人の罪で懲役13年の実刑判決を言い渡した[5]

出典

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「名古屋小6受験殺人事件」の関連用語

名古屋小6受験殺人事件のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



名古屋小6受験殺人事件のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの名古屋小6受験殺人事件 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS