同名の絵本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/17 16:24 UTC 版)
「ピカドン (丸木位里・俊)」の記事における「同名の絵本」の解説
同タイトルの絵本として著名なものは木下蓮三・小夜子夫妻による『ピカドン』(ダイナミックセラーズ刊)で、夫妻が1978年に制作した手書き短編アニメ『ピカドン』のセル画をもとにしたものである。アニメは広島市に原爆が投下されたその瞬間をテーマとしており、前半、ほのぼのとしたタッチで描かれる戦時中の日常生活が、後半で原爆により地獄のような光景に一変していくさまがリアルに描かれていることで知られる。また作品の最後に描かれている右手を挙げたまま黒こげになった性別不明の子供の亡骸は実際に存在したものであり、本編では紙飛行機を飛ばそうとした瞬間に被爆した男の子として描かれており、後に制作されたアニメ映画「はだしのゲン」にもこの遺体を風船を持った女の子として登場させている。
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