吉野圭吾とは? わかりやすく解説

吉野圭吾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/05 03:51 UTC 版)

よしの けいご
吉野 圭吾
本名 吉野 圭吾
生年月日 (1971-03-01) 1971年3月1日(54歳)
出生地 日本東京都
身長 181 cm
血液型 A型
職業 俳優
ジャンル ミュージカル
活動期間 1989年 -
活動内容 1989年劇団四季入団
1990年劇団四季退団
1991年音楽座入座
1996年音楽座解散
2000年ジャンクション所属
主な作品
モーツァルト!』(シカネーダー)
レ・ミゼラブル』(アンジョルラス)
受賞
第34回 菊田一夫演劇賞
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吉野 圭吾(よしの けいご、本名同じ、1971年3月1日 - )は日本俳優ミュージカルを中心に活動。ジャンクション所属。東京都出身。身長181cm。血液型A型

略歴

関東国際高等学校演劇科を卒業後、劇団四季に入団。在籍期間中は『ウエストサイド・ストーリー』等に出演。1990年に退団し、休養期間を経た後、1991年に音楽座に入座。『リトルプリンス』のヘビ役などで人気を博し、『とってもゴースト』『アイ・ラブ・坊っちゃん』『マドモアゼル・モーツァルト』等、音楽座の数々の代表作に出演、1996年の音楽座の解散によりフリーとなる。

その後はミュージカルを中心として様々な作品に出演。『モーツァルト!』『ダンス・オブ・ヴァンパイア』といった大作ミュージカル、『ダウンタウン・フォーリーズ』『CLUB SEVEN』等のバラエティショー、自身の演出・構成によるライブ「Toy Box」、ストレートプレイやダンス作品など、幅広く活動。二枚目からコミカルな役、朴訥な青年、人間外の存在等々、多彩なキャラクターを演じ分ける。

2009年4月、『宝塚BOYS』の星野丈治、『傾く首〜モディリアーニの折れた絵筆』のアメディオ・モディリアーニの役の演技に対して、第34回菊田一夫演劇賞を受賞。

人物像・エピソード

  • 動物などをモチーフにしたシュールなイラストを描き、オリジナルグッズや公認ファンサイトに掲載している。2005年の『SHIROH』では稽古や公演の様子を描いたイラストと文を、役名の「板倉重昌」の名をとって「しげちゃんの絵日記」として公演公式サイトで連載した。
  • 高校時代からの熱心な尾崎豊ファン。
  • 関東国際高等学校の演劇科の3期生であり、同科に初めて在籍した男子でもある。入学時には女子ばかりの演劇科に男子が3人しかおらず、いずれもバレエ初心者であったため、一年後に男子のバレエ経験者が入ってくるまでタイツを後ろ前に履いていた。
  • 劇団四季時代は山口祐一郎に似ていると言われることが多く、「小祐一郎」と渾名されていた。
  • 1998年に、自身の内面をダンスや歌、芝居で描いたファーストライブ『BORN』で演出・主演を務めた。この時期、名前のみの「圭吾(Keigo)」に改名し、雑誌・ラジオにもその名前で出ていたが、次の公演以降は元に戻している。
  • バレエやジャズダンス、タンゴ等様々な踊りを得意とする。タップは苦手としていたが、2000年『42nd STREET』のビリー・ローラー役に際して半年間猛特訓を行い、現在では得意種目の一つとなっている。
  • 2000年以降、不定期に行っているライブ「Toy Box」では、参加型を頻繁に取り入れてコントやダンスにお客を引き入れて盛り上げている。また、東山義久と二人で演じる『お月様ブラザース』という映像小作品をライブの度に上映しており、総タイツに月のお面という姿でシュールなコントを繰り広げる。
  • 2002年『モーツァルト!』では、かつて音楽座の『マドモアゼル・モーツァルト』でも演じた興行師エマヌエル・シカネーダーを演じ、ショーアップシーンで大いに客席を沸かせた。『モーツァルト!』は2010年までに四演、公演数400を超えるが、いずれもシカネーダー役を演じている。
  • 2006年の『ダンス・オブ・ヴァンパイア』のヘルベルト役では、助手の青年に迫る吸血鬼を演じ、読売新聞の劇評で「怪演」と評された。
  • 2011年『三銃士』帝国劇場にロシュフォール役で出演した際、本番中のアクションシーンでアキレス腱断裂の怪我を負う。東京公演で残されていた4日間は殺陣の一部を変更して続投し、9月の博多公演は治療のため降板した。その後、手術・リハビリを経て11月の『江戸の青空 弐』から舞台に復帰。2012年春の『ジキル&ハイド』以降は再びダンスやアクションを披露するまでに快復した。
  • 2014年7月7日、日本テレビ『しゃべくり007 007と歌の女王様2時間SP』の『会いたい人007』コーナーに、神田沙也加の会いたい人の一人として出演。「得意のダンスを教える」という流れから堀内健とのダンス対決に発展した。即興でミュージカル調のパフォーマンスを盛り上げ、一時、名前や台詞がTwitterのトレンドワード入り、YAHOO!急上昇ワードのデイリーランキングで4位にランクインするなどの反響を得た。

主な出演作品

ミュージカル

【劇団四季】

【音楽座】

【1996年以降】

ストレートプレイ

ライブ 、ショー、その他舞台

  • Takashi Utsunomiya Tour'96 『easy attraction』(パフォーマーとして)
  • 『Yellow Angel ~The Bouncing Body~』(1998)
  • 『BORN』(1998)
  • 『TOY BOX』 1〜5
  • 『ダウンタウン・フォーリーズ』 (DOWNTOWN FOLLIES) (2002), vol.2(2004), vol.3(2005), vol.4(2006), 番外編そっとおやすみ(2007), vol.6(2009), DELUXE VOL.8(2012), VOL.10(2015),
  • 『CLUB SEVEN』(2003), 2nd STAGE(2004), SP(2007), 7th STAGE!(2011), 8th STAGE!(2012), 9th STAGE!(2013)
  • 『CLUB SEVEN ZERO』(2017), II(2019), III(2021)
  • 『CLUB SEVEN 20th Anniversary』(2023)
  • 『ザ・ハンター』(1998)
  • 『Winter Rose』(2003, 2005) - Stranger
  • ジャック・ブレルは今日もパリに生きて歌っている』(2006)
  • 『Tango Monologue』(2006)
  • 『ジャンクションLIVE』 vol.1 開けちゃった編(2007), vol.4 サン・ジェルマン・デ・プレ(2016)
  • Omnibus Reading Performance 『Unbalance』(2007)
  • TABLOID REVUE『密会』(2013)
  • 『クリエ・ミュージカル・コレクション』 II(2015), III(2017)
  • 『空中キャバレー』(2017)
  • 『NEW YEAR'S Dream』 (2021)
  • 『真冬のバーレスク~ボードビル3部作~』 (2021)
  • 『CLUB SEVEN another place』(2024年)[7]
  • 『CLUB SEVEN another place II』(2025年公演予定)[8]
  • 『Yuichiro & Friends 2』(2025年公演予定)[9][10]

CD

  • 4 Knights(4人のミュージカル俳優の一人として参加)

CM

脚注

  1. ^ “加藤梨里香・水嶋凜W主演「シンデレラストーリー」王子役は大野拓朗”. ステージナタリー. ナターシャ. 18 April 2022. 2022年4月18日閲覧.
  2. ^ “SixTONESジェシーが“バイオエクソシスト”に!「ビートルジュース」演出は福田雄一”. ステージナタリー. ナターシャ. 20 March 2023. 2023年3月20日閲覧.
  3. ^ “チャップリン原作の音楽劇「ライムライト」に石丸幹二・朝月希和・太田基裕ら”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年12月15日). https://natalie.mu/stage/news/553342 2023年12月18日閲覧。 
  4. ^ ミュージカル「NO.6」に熊谷彩春・日暮誠志朗・泰江和明ら、キャラクタービジュアルも公開”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年8月19日). 2024年8月19日閲覧。
  5. ^ SixTONESジェシー主演ミュージカル「ビートルジュース」再演決定!「じぇしじぇし来てください」”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年12月23日). 2024年12月23日閲覧。
  6. ^ G2×荻野清子の新作オリジナルミュージカル「コレット」、主演は明日海りお”. ステージナタリー. ナターシャ (2025年2月14日). 2025年2月14日閲覧。
  7. ^ 21年目に突入、玉野和紀の「CLUB SEVEN another place」に林翔太ら登場”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年4月25日). 2024年4月25日閲覧。
  8. ^ 「CLUB SEVEN another place II」ビジュアル公開、玉野和紀「グッツグツの化学変化を」”. ステージナタリー. ナターシャ (2025年6月3日). 2025年6月3日閲覧。
  9. ^ 山口祐一郎の「Yuichiro & Friends」第2弾開催、朝夏まなとら“愉快な仲間たち”も”. ステージナタリー. ナターシャ (2025年8月5日). 2025年8月5日閲覧。
  10. ^ TICKET&SCHEDULE”. 「Yuichiro & Friends 2」公式サイト. 2025年8月5日閲覧。

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