吉村証子とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 吉村証子の意味・解説 

吉村証子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/18 19:54 UTC 版)

吉村 証子(よしむら あかしこ、1925年(大正14年)7月3日 - 1979年(昭和54年)4月23日)は、日本の科学史家、児童科学読物作家、科学読物研究家。

農政学者・小出満二(こいで まんじ)の双子の次女として福岡に生まれ、その後、東京に移った。1947年に津田塾専門学校(現:津田塾大学)理科1期生として物理化学科を卒業、1951年に東京大学理学部地球物理学科を卒業[1][2]普連土学園神田女学園講師をしながら平凡社の『理科事典』『科学技術史年表』の編集・執筆に当たる。1955年弁護士・吉村節也と結婚。1956年津田塾大学講師となり亡くなるまで科学史を教える。1967年日本子どもの本研究会を設立、副会長。1968年自宅で「科学読物を読む会」を開催、科学読物研究会を作る。吉村証子記念会は、1981年から96年まで吉村証子記念日本科学読物賞を授与していた。墓所は多磨霊園

著書

  • 『ほいくえんのひっこし』田代三善絵 ポプラ社 しゃかいの絵本、1971
  • 『ちずあそび』帆足次郎絵 岩崎書店 知識の絵本、1975
  • 『子どものための科学の本』いづみ書房 くさぶえ文庫、1977
  • 『ナミの海をかえして』津田櫓冬絵 岩崎書店 岩崎幼年文庫、1980
共著
  • 『天気図をつくろう』河嶋正共著 高田藤三郎絵 岩波書店 算数と理科の本、1979

翻訳

  • ローズ・ワイラー、ジェラルド・エイムズ『たしかめてみよう』福音館の科学シリーズ、1969
  • リン.M.オーセン『数学史のなかの女性たち 八人の女性数学者とその生涯』牛島道子共訳 文化放送開発センター出版部、1977 のち法政大学出版局

参考

  • 『日本児童文学大事典』
  • 吉村証子を偲ぶ会編『すべての子どもに科学を:吉村証子を語る』吉村証子を偲ぶ会、1980。

出典

  1. ^ 『東京大学卒業生氏名録』昭和25-26年
  2. ^ 古川 2022b, 第5章 塾から大学へ:「真の大学」へ

参考文献

  • 古川安『津田梅子:科学への道、大学の夢』(DMMブックス)東京大学出版会、2022b。 

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「吉村証子」の関連用語

吉村証子のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



吉村証子のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの吉村証子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS