合成可能なダイアクリティカルマーク拡張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/15 13:55 UTC 版)
合成可能なダイアクリティカルマーク拡張 | |
---|---|
Combining Diacritical Marks Extended | |
範囲 | U+1AB0..U+1AFF (80 個の符号位置) |
面 | 基本多言語面 |
用字 | Common |
主な言語・文字体系 | |
割当済 | 31 個の符号位置 |
未使用 | 49 個の保留 |
Unicodeのバージョン履歴 | |
7.0 | 15 (+15) |
13.0 | 17 (+2) |
14.0 | 31 (+14) |
公式ページ | |
コード表 ∣ ウェブページ |
合成可能なダイアクリティカルマーク拡張(ごうせいかのうなダイアクリティカルマークかくちょう、英語: Combining Diacritical Marks Extended)は、Unicodeの58個目のブロック。
解説
主に欧文において別の文字に結合して発音の変化などを表すダイアクリティカルマーク(分音記号)のうち、合成可能なダイアクリティカルマークブロックに含まれていない、辞書や文法書などで発音記号と共に用いられるものを収録している。
このブロックには、ヨーロッパ方言学の転写規則に由来する特殊な結合記号が多数含まれている[1]。
本ブロックに含まれる文字は全てダイアクリティカルマークであるため、文字幅を持たない結合文字である。
Unicodeのバージョン7.0において初めて追加された。
収録文字
コード | 文字 | 文字名(英語) | 用例・説明 |
---|---|---|---|
ドイツ語方言学で使用される記号 | |||
U+1AB0 | ᪰ | COMBINING DOUBLED CIRCUMFLEX ACCENT | ドイツ語の方言学においてより長く発音される母音であることを表す[2]。 |
U+1AB1 | ᪱ | COMBINING DIAERESIS-RING | |
U+1AB2 | ᪲ | COMBINING INFINITY | ドイツ語の方言学において弱い鼻音化を表す[2]。 |
U+1AB3 | ᪳ | COMBINING DOWNWARDS ARROW | ドイツ語の方言学においてsに結合してs᪳の形で、šとχの間の無声の歯槽音(z音のような摩擦音)を表す[2]。 |
U+1AB4 | ᪴ | COMBINING TRIPLE DOT | |
U+1AB5 | ᪵ | COMBINING X-X BELOW | |
U+1AB6 | ᪶ | COMBINING WIGGLY LINE BELOW | |
U+1AB7 | ᪷ | COMBINING OPEN MARK BELOW | |
U+1AB8 | ᪸ | COMBINING DOUBLE OPEN MARK BELOW | |
U+1AB9 | ᪹ | COMBINING LIGHT CENTRALIZATION STROKE BELOW | |
U+1ABA | ᪺ | COMBINING STRONG CENTRALIZATION STROKE BELOW | |
他のダイアクリティカルマークや文字を囲む記号 | |||
U+1ABB | ᪻ | COMBINING PARENTHESES ABOVE | 上に付いたダイアクリティカルマークを囲むことを意図している[1]。 |
U+1ABC | ᪼ | COMBINING DOUBLE PARENTHESES ABOVE | |
U+1ABD | ᪽ | COMBINING PARENTHESES BELOW | 下に付いたダイアクリティカルマークを囲むことを意図している[1]。 |
U+1ABE | ᪾ | COMBINING PARENTHESES OVERLAY | 基本文字を囲むことを意図している[1]。 正確な配置はフォントによって異なる[1]。 |
スコットランド方言学で使用される記号 | |||
U+1ABF | ᪿ | COMBINING LATIN SMALL LETTER W BELOW | 有声唇音化を表す[1][3]。 IPAにおける |
U+1AC0 | ᫀ | COMBINING LATIN SMALL LETTER TURNED W BELOW | 無声唇音化を表す[1][3]。 |
他のダイアクリティカルマークの隣または周囲に付く記号 | |||
U+1AC1 | ᫁ | COMBINING LEFT PARENTHESIS ABOVE LEFT | 拡張 IPA では、左括弧または右括弧が有声音または無声音のダイアクリティカルマークと組み合わせて使用され、最初または最後の部分適用性を示す[1][4]。 |
U+1AC2 | ᫂ | COMBINING RIGHT PARENTHESIS ABOVE RIGHT | |
U+1AC3 | ᫃ | COMBINING LEFT PARENTHESIS BELOW LEFT | |
U+1AC4 | ᫄ | COMBINING RIGHT PARENTHESIS BELOW RIGHT | |
U+1AC5 | ᫅ | COMBINING SQUARE BRACKETS ABOVE | 上に付いたダイアクリティカルマークを囲むことを意図している[1]。 |
発音記号 | |||
U+1AC6 | ᫆ | COMBINING NUMBER SIGN ABOVE | アメリカ合衆国の言語学者・民俗学者であるジョン・ピーボディ・ハリントンがアメリカ先住民族の言語の音韻の記録に用いた表記法において強いストレス(強勢)を表す[6]。 ただし、この記号はのちに上付きの♭(U+1ADA COMBINING FLAT SIGN)と対になっている記録が見つかり、基字が番号記号(#)ではなく音楽記号のシャープ(♯)であることが判明したため符号位置が分離された[7]。そのため元々想定されていた用法としては非推奨の文字となってしまった。 なお、番号記号としての、本記号を用いるべき用例としてイタリア手話のストコエ記法において「手を閉じる動き」を表す用法が確認されている。ストコエ記法は現在Unicode未対応であるが、将来的に追加される場合にはこの用法においてこの文字が使われることとなる[7]。 |
拡張IPAで使われる記号 | |||
U+1AC7 | ᫇ | COMBINING INVERTED DOUBLE ARCH ABOVE | 唇音化を表す古いIPAの記法の 032B ̫ COMBINING INVERTED DOUBLE ARCH BELOW がpなどのディセンダのある文字などに付く場合の記号[5]。 |
U+1AC8 | ᫈ | COMBINING PLUS SIGN ABOVE | 前寄りの調音を表すIPAの U+031F ̟ COMBINING PLUS SIGN BELOW がpなどのディセンダのある文字などに付く場合の記号[5]。 |
U+1AC9 | ᫉ | COMBINING DOUBLE PLUS SIGN ABOVE | より強い前寄りの調音を表す。基本的に文字の下に書かれるが、ディセンダのある文字や、他の下付きのダイアクリティカルマークがある場合は上に付けられる[5]。 |
U+1ACA | ᫊ | COMBINING DOUBLE PLUS SIGN BELOW | |
中英語のオルムルムで使われる記号 | |||
U+1ACB | ᫋ | COMBINING TRIPLE ACUTE ACCENT | 中英語で書かれたオルムルムにおいて用いられたダイアクリティカルマーク。 詳しい用途は分かっていない[8]。 |
U+1ACC | ᫌ | COMBINING LATIN SMALL LETTER INSULAR G | 中英語で書かれたオルムルムにおいて短母音を表す際に用いられた。子音の前にある短母音を表す際に、母音字の後の子音字の上に更に同じ子音字を重ねて書かれていた[8]。 |
U+1ACD | ᫍ | COMBINING LATIN SMALL LETTER INSULAR R | |
U+1ACE | ᫎ | COMBINING LATIN SMALL LETTER INSULAR T | |
複号声調記号 | |||
U+1ACF | | COMBINING DOUBLE CARON | IPAにおいてダイアクリティカルマークで声調を表記する場合に、低→高→低→高の曲線声調を表す。 |
U+1AD0 | | COMBINING VERTICAL-LINE-ACUTE | 中高→高の上昇調を表す。 趙元任の声調記号では[˦˥]と書かれる。 なお、ダイアクリティカルマークを用いる方法におて 以下の続く複号声調記号はクル諸語やオト・マンゲ語族などの、西アフリカ・中部アフリカ・東アフリカ及び北米の諸言語の音韻表記で用いられる。 |
U+1AD1 | | COMBINING GRAVE-VERTICAL-LINE | 低→中高の上昇調を表す。 趙元任の声調記号では[˩˦]と書かれる。 |
U+1AD2 | | COMBINING VERTICAL-LINE-GRAVE | 中高→低の下降調を表す。 趙元任の声調記号では[˦˩]と書かれる。 |
U+1AD3 | | COMBINING ACUTE-VERTICAL-LINE | 高→中高の下降調を表す。 趙元任の声調記号では[˥˦]と書かれる。 |
U+1AD4 | | COMBINING VERTICAL-LINE-MACRON | 中高→中低の下降調を表す。 趙元任の声調記号では[˦˨]と書かれる。 なお、ダイアクリティカルマークを用いる方法におて |
U+1AD5 | | COMBINING MACRON-VERTICAL-LINE | 中低→中高の上昇調を表す。 趙元任の声調記号では[˨˦]と書かれる。 |
U+1AD6 | | COMBINING VERTICAL-LINE-ACUTE-GRAVE | 中高→高→低の曲線声調を表す。 趙元任の声調記号では[˦˥˩]と書かれる。 |
U+1AD7 | | COMBINING VERTICAL-LINE-GRAVE-ACUTE | 中高→低→高の曲線声調を表す。 趙元任の声調記号では[˦˩˥]と書かれる。 |
U+1AD8 | | COMBINING MACRON-ACUTE-GRAVE | 中低→高→低の曲線声調を表す。 趙元任の声調記号では[˨˥˩]と書かれる。 |
J.P.ハリントンのダイアクリティカルマーク | |||
U+1AD9 | | COMBINING SHARP SIGN | ハリントンのダイアクリティカルマークにおいて高声調[˥]を表す。
|
U+1ADA | | COMBINING FLAT SIGN | ハリントンのダイアクリティカルマークにおいて低声調[˩]を表す。 |
U+1ADB | | COMBINING DOWN TACK ABOVE | ハリントンのダイアクリティカルマークにおいて中声調[˧]を表す[7]。 また、IPAにおいては下寄りの調音を表す |
U+1ADC | | COMBINING DIAERESIS WITH RAISED LEFT DOT | |
U+1ADD | | COMBINING DOT-AND-RING BELOW | |
IPA用位置異体字 | |||
U+1ADE | | COMBINING LEFT TACK ABOVE | U+0318 ̘ COMBINING LEFT TACK BELOW がディセンダのある基字に付く際のもの。 IPA:舌根前進 |
U+1ADF | | COMBINING RIGHT TACK ABOVE | U+0319 ̙ COMBINING RIGHT TACK BELOW がディセンダのある基字に付く際のもの。 IPA:舌根後退 |
U+1AE0 | | COMBINING MINUS SIGN ABOVE | U+0320 ̠ COMBINING MINUS SIGN BELOW がディセンダのある基字に付く際のもの。 IPA:後寄り |
U+1AE1 | | COMBINING INVERTED BRIDGE ABOVE | U+033A ̺ COMBINING INVERTED BRIDGE BELOW がディセンダのある基字に付く際のもの。 IPA:舌尖音 |
U+1AE2 | | COMBINING SQUARE ABOVE | U+033B ̻ COMBINING SQUARE BELOW がディセンダのある基字に付く際のもの。 IPA:舌端音 |
U+1AE3 | | COMBINING SEAGULL ABOVE | U+033C ̼ COMBINING SEAGULL BELOW がディセンダのある基字に付く際のもの。 IPA:舌唇音 |
歴史的なIPA | |||
U+1AE4 | | COMBINING DOUBLE ARCH BELOW | かつてIPAにおいて非唇音化(非円唇化)を表していた[11]。現在はU+031C ̜ COMBINING LEFT HALF RING BELOW で表される。 |
U+1AE5 | | COMBINING DOUBLE ARCH ABOVE | U+1AE4 COMBINING DOUBLE ARCH BELOW がディセンダのある基字に付く際のもの。 |
拡張IPA用位置異体字 | |||
U+1AE6 | | COMBINING EQUALS SIGN ABOVE | U+0347 ͇ COMBINING EQUALS SIGN BELOW がディセンダのある基字に付く際のもの。 |
U+1AE7 | | COMBINING LEFT ANGLE CENTRED ABOVE | U+0349 ͉ COMBINING LEFT ANGLE BELOW がディセンダのある基字に付く際のもの。 拡張IPA:弱い調音(軟音である必要性はない) なお、文字名に"CENTRED(中央の)"とあるのは、右上に付けられる |
U+1AE8 | | COMBINING UPWARDS ARROW ABOVE | U+034E ͎ COMBINING UPWARDS ARROW BELOW がディセンダのある基字に付く際のもの。 拡張IPA:ホイッスル音 |
U+1AE9 | | COMBINING DOUBLE RIGHTWARDS ARROW ABOVE | U+0362 ͢ COMBINING DOUBLE RIGHTWARDS ARROW BELOW がディセンダのある基字に付く際のもの。 拡張IPA:連続的な音素の変化 |
小分類
このブロックの小分類は「ドイツ語方言学で使用される記号」(Used in German dialectology)、「他のダイアクリティカルマークや文字を囲む記号」(Marks surrounding other diacritics or letters)、「スコットランド方言学で使用される記号」(Used in Scots dialectology)、「他のダイアクリティカルマークの隣または周囲に付く記号」(Marks next to or surrounding other diacritics)、「発音記号」(Phonetic sign)、「拡張IPAで使われる記号」(Used in extended IPA)、「中英語のオルムルムで使われる記号」(Used in Middle English Ormulum)、「複号声調記号」(Compound tone diacritics)、「J.P.ハリントンのダイアクリティカルマーク」(J.P. Harrington diacritics)、「IPA用位置異体字」(IPA positional variants)、「歴史的なIPA」(Historical IPA)、「拡張IPA用位置異体字」(Extended IPA positional variants)の12個となっている[1]。
ドイツ語方言学で使用される記号(Used in German dialectology)
この小分類にはドイツ語の方言学で用いられるダイアクリティカルマークが収録されている。
他のダイアクリティカルマークや文字を囲む記号(Marks surrounding other diacritics or letters)
この小分類には他のダイアクリティカルマークや文字を囲む括弧の形状をしたダイアクリティカルマークが収録されている。
これらの記号は、別の発音区別符号の部分的または不確実な適用を示すためによく使用される[1]。
スコットランド方言学で使用される記号(Used in Scots dialectology)
この小分類にはスコットランドの方言学で用いられるダイアクリティカルマークが収録されている。
他のダイアクリティカルマークの隣または周囲に付く記号(Marks next to or surrounding other diacritics)
この小分類には他のダイアクリティカルマークや文字を囲む括弧の形状をしたダイアクリティカルマークが収録されている。
拡張 IPA では、左括弧または右括弧が有声音または無声音のダイアクリティカルマークと組み合わせて使用され、最初または最後の部分適用性を示す[1]。
発音記号(Phonetic sign)
この小分類には発音記号として用いられる、結合して上に付く番号記号(#)1つのみが収録されている。
拡張IPAで使われる記号(Used in extended IPA)
この小分類には拡張IPAで用いられるダイアクリティカルマークが収録されている。
中英語のオルムルムで使われる記号(Used in Middle English Ormulum)
この小分類には中英語においてオルムルムという聖書の注釈書で用いられるダイアクリティカルマークが収録されている。
複号声調記号(Compound tone diacritics)
この小分類には曲線声調などの音の高低が連続して切り替わる複合的な声調を表すためのダイアクリティカルマークが収録されている。Unicodeのバージョン17.0で追加された。
J.P.ハリントンのダイアクリティカルマーク(J.P. Harrington diacritics)
この小分類にはアメリカ合衆国の言語学者・民俗学者であるジョン・ピーボディ・ハリントンが音韻の記録に用いたダイアクリティカルマークが収録されている。バージョン17.0で追加された。
IPA用位置異体字(IPA positional variants)
この小分類には国際音声記号(IPA)において、通常文字の下に結合されるダイアクリティカルマークが、ディセンダを持つ基字(pなど)に結合される際に可読性のため上に書かれたものが収録されている。バージョン17.0で追加された。
歴史的なIPA(Historical IPA)
この小分類には国際音声記号(IPA)において、かつて用いられていたダイアクリティカルマークが収録されている。バージョン17.0で追加された。
拡張IPA用位置異体字(Extended IPA positional variants)
この小分類には拡張IPAにおいて、通常文字の下に結合されるダイアクリティカルマークが、ディセンダを持つ基字に結合される際に可読性のため上に書かれたものが収録されている。バージョン17.0で追加された。
文字コード
合成可能なダイアクリティカルマーク拡張(Combining Diacritical Marks Extended)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) |
||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+1ABx | ᪰ | ᪱ | ᪲ | ᪳ | ᪴ | ᪵ | ᪶ | ᪷ | ᪸ | ᪹ | ᪺ | ᪻ | ᪼ | ᪽ | ᪾ | ᪿ |
U+1ACx | ᫀ | ᫁ | ᫂ | ᫃ | ᫄ | ᫅ | ᫆ | ᫇ | ᫈ | ᫉ | ᫊ | ᫋ | ᫌ | ᫍ | ᫎ | |
U+1ADx | | | | | | | | | | | | | | | ||
U+1AEx | | | | | | | | | | | | | ||||
U+1AFx | ||||||||||||||||
注釈
|
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
バージョン | コードポイント[a] | 文字数 | L2 ID | ドキュメント |
---|---|---|---|---|
7.0 | U+1AB0..1ABE | 15 | L2/08-428 | Michael Everson (27 November 2008), Exploratory proposal to encode Germanicist, Nordicist, and other phonetic characters in the UCS (英語) |
L2/10-346 | Michael Everson; Eveline Wandl-Vogt; Alois Dicklberger (23 September 2010), Preliminary proposal to encode "Teuthonista" phonetic characters in the UCS (英語) | |||
L2/11-137 | Michael Everson; Eveline Wandl-Vogt; Alois Dicklberger (9 May 2011), Proposal to encode "Teuthonista" phonetic characters in the UCS (英語) | |||
L2/11-202 | Michael Everson; Alois Dicklberger; Karl Pentzlin; Eveline Wandl-Vogt (2 June 2011), Revised proposal to encode "Teuthonista" phonetic characters in the UCS (英語) | |||
L2/11-203 | Michael Everson (27 May 2011), Support for "Teuthonista" encoding proposal (英語) | |||
L2/11-240 | Michael Everson; Karl Pentzlin (9 June 2011), Report on the ad hoc re "Teuthonista" (SC2/WG2 N4081) held during the SC2/WG2 meeting at Helsinki (英語) | |||
L2/12-269 | Irish National Body (26 July 2012), Request to change the names of three Teuthonista characters under ballot (英語) | |||
L2/13-172 | Denis Jacquerye (1 August 2013), Preliminary proposal to encode additional dialectology Latin characters (英語) | |||
13.0 | U+1ABF..1AC0 | 2 | L2/19-075 | Michael Everson (7 May 2019), Proposal to add six phonetic characters for Scots (revised, WG2 N5036) (英語) |
14.0 | U+1AC5,1AC7..1ACA | 5 | L2/21-042 | Kirk Miller (11 January 2021), Unicode request for phonetic punctuation & diacritics (英語) |
U+1AC1..1AC4 | 4 | L2/20-039 | Kirk Miller; Martin Ball (9 January 2020), Unicode request for extIPA support (英語) | |
L2/20-116 | Kirk Miller; Martin Ball (20 July 2020), Expansion of the extIPA and VoQS (revised) (英語) | |||
U+1AC6 | 1 | L2/20-182 | Kirk Miller; Timothy Henry-Rodriguez (20 July 2020), Unicode request for Harrington diacritic (英語) | |
U+1ACB..1ACE | 4 | L2/20-268 | Michael Everson (5 October 2020), Revised proposal to add ten characters for Middle English (WG2 N5145) (英語) | |
17.0 | U+1AD0..1AD5 | 6 | L2/23-188 | Kirk Miller (21 September 2023), Unicode request for compound tone diacritics (英語) |
U+1ACF | 1 | L2/23-189 | Kirk Miller (17 July 2023), Unicode request for IPA compound tone diacritic (英語) | |
U+1AD9..1ADD | 5 | L2/20-182 | Kirk Miller; Timothy Henry-Rodriguez (20 July 2020), Unicode request for Harrington diacritic (英語) | |
L2/23-206 | Yoram Meroz (6 November 2023), Unicode request for Harrington diacritics (revised) (英語) | |||
U+1AD6..1AD8 | 3 | L2/23-208 | Kirk Miller (25 September 2023), Unicode request for compound tone diacritics II (英語) | |
U+1ADE..1AE9 | 12 | L2/24-080 | Kirk Miller (1 April 2024), Unicode request for IPA diacritics above and one below (英語) | |
|
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m “The Unicode Standard, Version 15.1 - U1AB0.pdf” (PDF). The Unicode Standard (英語). 2024年10月29日閲覧.
- ^ a b c Michael Everson, Eveline Wandl-Vogt, Alois Dicklberger (2010年9月23日). “Preliminary proposal to encode “Teuthonista” phonetic characters in the UCS” (英語). Unicode. 2024年11月2日閲覧。
- ^ a b Michael Everson (2019年5月7日). “Proposal to add six phonetic characters for Scots (revised, WG2 N5036)” (英語). Unicode. 2024年10月30日閲覧。
- ^ Kirk Miller; Martin Ball (2020年1月9日). “Unicode request for extIPA support” (英語). Unicode. 2024年10月30日閲覧。
- ^ a b c d Kirk Miller (2021年1月11日). “Unicode request for phonetic punctuation & diacritics” (英語). Unicode. 2024年10月30日閲覧。
- ^ Kirk Miller; Timothy Henry-Rodriguez (2020年7月20日). “Unicode request for Harrington diacritic” (英語). Unicode. 2024年10月30日閲覧。
- ^ a b c d e Yoram Meroz (2023年11月6日). “Unicode request for Harrington diacritics (revised)” (英語). Unicode. 2025年9月15日閲覧。
- ^ a b Michael Everson (2020年10月5日). “Revised proposal to add ten characters for Middle English (WG2 N5145)” (英語). Unicode. 2024年10月30日閲覧。
- ^ a b Kirk Miller (2023年9月21日). “Unicode request for compound tone diacritics” (英語). Unicode. 2025年9月15日閲覧。
- ^ Kirk Miller (2024年10月21日). “Unicode request for compound tone diacritics” (英語). Unicode. 2025年9月15日閲覧。
- ^ Kirk Miller (2024年4月1日). “Unicode request for IPA diacritics above and one below” (英語). Unicode. 2025年9月15日閲覧。
関連項目
- 合成可能なダイアクリティカルマーク拡張のページへのリンク