合成プライマーの利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 03:07 UTC 版)
「プライマー (生物)」の記事における「合成プライマーの利用」の解説
DNAシークエンシングはDNA鎖内に存在するヌクレオチドを決定する手法である。サンガー法(英語版)ではプライマーを連鎖反応の開始に用いる。 PCRでは、増幅対象となるDNAフラグメントの特定にプライマーが用いられる。プライマーの長さは通常は30ヌクレオチド以下(18〜24 であることが多い) であり、増幅対象DNAフラグメントの最初と最後にマッチする必要がある。これらは互いに直接複製しあう。あるプライマーがポリメラーゼにより伸長すると今度はそれが鋳型となり、指数関数的に標的セグメントを増幅することができる。 プライマーが常にDNA合成のために用いられるわけではなく、実際にインフルエンザウイルスなどのウイルス由来ポリメラーゼにおいてRNA合成に用いられていることは注意に値する。
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