台形による近似とは? わかりやすく解説

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台形による近似

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 15:35 UTC 版)

台形公式」の記事における「台形による近似」の解説

x ∈(a,b) のとき f (x) > 0 とする。定積分a b f ( x ) d x {\displaystyle \int _{a}^{b}f(x)\,\mathrm {d} x} の値は、xy 座標平面上で曲線 y = f (x)x 軸x = ax = b とで囲まれ図形面積になる。一般に積分計算は複雑であることも多いが、近似値欲しいだけであれば f (x)一次関数近似することによりこの図形台形とみなすことができるので ∫ a b f ( x ) d x ≈ ( b − a ) f ( a ) + f ( b ) 2 {\displaystyle \int _{a}^{b}f(x)\,\mathrm {d} x\approx (b-a){\frac {f(a)+f(b)}{2}}} のように、台形面積公式用いて簡単に計算できる。 この公式は曲線 y = f (x)直線に近いほど精度よくなるが、直線とは全く異な曲線であれば精度悪くなり欲し近似値を得ることが難しくなってくる。そこで、この積分をより正確に計算するために、 a = a0 < a1 < … < an = b として積分区間 [a, b] をより小さいn 個の部分区間 [a0,a1], [a1,a2], … , [an−1,an] に分け、それぞれの区間で台形とみなして面積を近似計算する。 ∫ a b f ( x ) d x = ∫ a 0 a 1 f ( x ) d x + ∫ a 1 a 2 f ( x ) d x + ⋯ + ∫ a n − 1 a n f ( x ) d x = ∑ k = 1 n ∫ a k − 1 a k f ( x ) d x ≈ ∑ k = 1 n ( a k − a k − 1 ) f ( a k − 1 ) + f ( a k ) 2 {\displaystyle {\begin{aligned}\int _{a}^{b}f(x)\,\mathrm {d} x&=\int _{a_{0}}^{a_{1}}f(x)\,\mathrm {d} x+\int _{a_{1}}^{a_{2}}f(x)\,\mathrm {d} x+\cdots +\int _{a_{n-1}}^{a_{n}}f(x)\,\mathrm {d} x\\&=\sum _{k=1}^{n}\int _{a_{k-1}}^{a_{k}}f(x)\,\mathrm {d} x\\&\approx \sum _{k=1}^{n}(a_{k}-a_{k-1}){\frac {f(a_{k-1})+f(a_{k})}{2}}\end{aligned}}}

※この「台形による近似」の解説は、「台形公式」の解説の一部です。
「台形による近似」を含む「台形公式」の記事については、「台形公式」の概要参照ください

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