古今亭志ん朝
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三代目[1] 古今亭 志ん朝(ここんてい しんちょう、1938年3月10日 - 2001年10月1日[1])は、東京都文京区本駒込出身の落語家。本名:美濃部 強次(みのべ きょうじ)。出囃子は『老松』。定紋は『鬼蔦』。
注釈
出典
- ^ a b “芸人紹介 古今亭志ん朝”. 一般社団法人 落語協会. 2021年2月10日閲覧。
- ^ 川戸貞吉『現代落語家論』弘文出版、1978年、58頁。演芸評論家の著者は五代目春風亭柳朝に替えて八代目橘家圓蔵を四天王の一人に揚げていた。
- ^ 美濃部美津子『三人噺―志ん生・馬生・志ん朝』。
- ^ 大友浩『花は志ん朝』河出書房新社、2006年8月20日、82-85頁。ISBN 4309408079。
- ^ 『まわりまわって古今亭志ん朝』文藝春秋、2007年、P219頁。
- ^ “ミスター落語・古今亭志ん朝さん死去”. web.archive.org (2002年10月15日). 2022年10月17日閲覧。
- ^ a b 柳家小袁治 (2013年10月1日). “故古今亭志ん朝師匠命日”. 新日刊マックニュース. ameba blog. 2020年10月23日閲覧。
- ^ 美濃部美津子『志ん生一家、おしまいの噺』河出文庫、2018年、204-206頁。
- ^ 長井好弘 (2001年10月4日). “東京寄席さんぽ十月上席 ”. 江戸ネット. 三遊亭あほまろ. 2020年9月20日閲覧。
- ^ a b 高田文夫『誰も書けなかった「笑芸論」』講談社〈体験的「笑芸」六〇年史 古今亭志ん朝〉、2015年3月9日、57-62頁。ISBN 9784062194006。
- ^ 林家こぶ平 古今亭志ん朝 「親父は親父、芸は一代。」、『東京人』No.172、都市出版、2001年、32 - 37頁。(前略)あたしは黒門町(八代目桂文楽)に傾倒していたから、やり方としては、その路線。噺の処理の仕方とか扱い方はね。志ん生のコピーやってたら、絶対駄目ですよ。(中略)親父みたいな経験をしたから、食うや食わずの思いをしたから(中略)なんとかして上に上がらなければならないという、死にものぐるいの思いをしたから、ああいう噺ができた。あたしが同じようにやったって、絶対そこに近づけるわけがない。(後略) — 3代目古今亭志ん朝
- ^ 岡本和明『志ん朝と上方』アスペクト 2008年 ISBN 9784757214804。
円熟期に差し掛かった頃に亡くなった志ん朝については、これからもこのような噺家は出ないのではないかとその早逝を悼んでいる。(前略)あの人と会をやるのはすきやったね。噺家がほれこむってのはあのひとのことやろうかなあ。…くそっ負けるもんかって気持ちになるしね。志ん朝君も春團治に負けるまいって気持ちで、キチっとやってくれるからね。だからこっちの励みにもなったし、勉強にもなった(中略)六十三歳か。早死にやなあ。…(後略) — 3代目桂春團治 - ^ 立川談之助『立川流騒動記』。
- ^ 『よってたかって古今亭志ん朝』文芸春秋、2006年。
- ^ 『東京ガス 暮らしとデザインの40年 1955→1994』1996年2月1日発行、株式会社アーバン・コミュニケーションズ。128頁~131頁
- ^ “CDブック 東横落語会 古今亭志ん朝(全1巻)”. 小学館. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “古今亭志ん朝の20枚組CDボックス発売、すべて未発表音源”. お笑いナタリー. (2016年5月28日) 2016年5月30日閲覧。
- ^ “古今亭志ん朝 大須演芸場 CDブック”. 河出書房新社. 2019年3月1日閲覧。
- ^ “志ん朝さんのきれいな落語。”. ほぼ日刊イトイ新聞. 2019年3月3日閲覧。
- ^ アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社 (2024年1月26日). “昭和の落語家による名演の数々が未発売音源でよみがえる!『昭和落語名演 秘蔵音源CDコレクション』2024年2月14日(水)創刊!”. PR TIMES. 2024年2月14日閲覧。
- ^ 「古今亭志ん朝の秘蔵音源をCD化」『電波タイムズ』、2024年2月21日。
- ^ “林家たい平、「中途半端にだけは売れちゃダメ」 名人・古今亭志ん朝のひと言が「ずっと心に」”. ENCOUNT (2024年2月20日). 2024年2月22日閲覧。
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