取り除く部品を指定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/18 18:19 UTC 版)
例えば、極端な例として使用済み自動車をそのまま丸ごと破砕してしまっては後でどんなリカバリー処理もできなくなるし、有害物質も分別できなくなってしまう。そこでELV指令では、使用済み自動車を処理する際、まずはコンポーネントをすべて取り外すことを求めている。例えば、鉛、水銀、カドミウム、六価クロムを含む部品は取り外して確かな方法で保管しておかなければならない。また、燃料、オイル、ガス、バッテリー、キャタライザーなども使用済み自動車から除くことが定められている。当然、このようなものを取り除いて保管しておくにはそれなりの設備が必要で、そのような設備がなければ使用済み自動車の処理工場の認定を受けることができない。
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