南蛮服と火縄銃とは? わかりやすく解説

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南蛮服と火縄銃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/18 13:10 UTC 版)

南蛮服と火縄銃
ジャンル ファンタジーアクション歴史
小説
著者 静川龍宗
イラスト モフ
出版社 PHP研究所
レーベル スマッシュ文庫
発売日 2014年7月11日
巻数 全1巻
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル

南蛮服と火縄銃』(なんばんふくとひなわじゅう)は、静川龍宗による日本ライトノベルスマッシュ文庫により2014年から刊行。イラストはモフが担当。

あらすじ

1563年、戦乱のただ中にある戦国時代の日本に、イエスズ会の修道士ミゲルがやってくる。ミゲルは反キリスト教・反伴天連を掲げるカラス天狗と化した修験者に襲撃されるも、五連装の鉄砲を持った日本人の少女・かがせに助けられる。かがせはなぜか足利将軍が暗殺される未来を知っており、将軍暗殺を防ぐためミゲルに協力を依頼する。

登場人物

ミゲル
本作の主人公。15歳にして日本に派遣されたイエスズ会の修道士。しかし実際は、布教ではなく日本の因子持ち(ティラノス)を調査する目的で遣わされた巡察使だった。黒い僧服に、十字架を首から下げている。未来を見通す幻視(ヴィジョン)という因子(ティラン)を持っているが、何の神や神話に由来する因子なのか、不明なままの力である。
かがせ
日本人。南蛮風のシャツをズボンを身にまとう少女。因子持ち(ティラノス)ではないが、『破戸宇子(はとうす)』と呼ばれる未来を記述する鏡を持ち、その力で足利将軍暗殺の未来を予見した。交易商人ながら鉄砲の腕前に優れ、かつ「五連発堺筒」など新商品も自分で開発してしまうなど、商魂たくましい。
マグ=メイ
ミゲルの護衛。赤いとんがり帽子と赤い外套を纏った少女。ダーナ神族(トゥアハ・デ・ダナーン)のルーを養父に持つ。戦闘には参加しないが、ダーナ神族の魔法道具を用い、あらゆる面でミゲル一行をサポートする。ハンカチとして携帯できる小舟にして「ウェーブスイーパー」は、隠れ家としても移動手段としても旅に不可欠な道具となる。
ソールディース
ミゲルの護衛。北欧人。「雷椀ソールディース」と呼ばれる因子持ち(ティラノス)であり、雷の力を纏って戦う長身の美女。雷神トールの血統で、ことあるごとに己の血統を誇示する長い名乗りをあげる。銀色に輝く鉄の手甲「イルアン・グライベル」を用いた豪快な格闘戦が持ち味。手甲と胸当てと腰布、革靴くらいしか身につけておらず、半裸に近い格好をしている。
ヒナ・ムア
ミゲルたちに襲いかかる、褐色の肌の女。左腕全体を覆う入れ墨と、頭の鳥の羽飾りが特徴。胸と腰を蓑で覆っただけの格好をしており、ソールディース以上に露出度が高い。ハワイのマウイ島の出身者であり、半人半神の英雄マウイの因子(ティラン)を持つ。溶岩と炎を操る能力を持ち、闘斧(パトウ)に炎を纏わせて戦う。

用語

因子(ティラン)
神と交わった血筋の者がもつ、血統の力。
因子持ち(ティラノス)
因子(ティラン)を持つ者。神話の神々や英雄の力を受け継ぎ、顕現させることができる。

書誌情報

  • 静川龍宗『南蛮服と火縄銃』PHP研究所〈スマッシュ文庫〉
    1. 2014年7月12日発売、ISBN 978-4-569-76216-6



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