協同組織金融機関の発行する優先出資証券
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/28 05:51 UTC 版)
「優先出資証券」の記事における「協同組織金融機関の発行する優先出資証券」の解説
協同組織金融機関は自己資本の充実を図るため、会員(普通出資者)以外の不特定多数の投資家から広く出資を募る目的で優先出資証券を発行することができる。協同組織金融機関の優先出資に関する法律(優先出資法)に基づいて発行され、普通出資者総会における「議決権」がない一方、「優先的配当」を受ける権利があるなど、株式会社における優先株に類似した権利を持つ。 2000年12月に「信金中央金庫(旧全信連)」が、協同組織金融機関としては初めて「優先出資」の公募を行い、東京証券取引所に上場された。「優先出資」は、租税特別措置法上の株式等とされており、「優先出資」を譲渡した場合に売却益が生じたときは、キャピタルゲイン課税の対象となる。
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