崔賢級駆逐艦
崔賢級駆逐艦 | |
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基本情報 | |
艦種 | ミサイル駆逐艦(DDG) |
命名基準 | 人名。1番艦は北朝鮮の軍人、政治家である崔賢に因む。 |
建造所 | 南浦 |
運用者 |
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建造期間 | 2024年頃~? |
就役期間 | 2026年以降? |
同型艦 | 2隻?(建造中) |
要目 | |
排水量 | 5,000トン |
長さ | 約140m |
幅 | 17~18m? |
兵装 | |
レーダー |
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電子戦・ 対抗手段 |
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CNNの報道による[1]。 日本経済新聞の報道[2]。 |
崔賢級駆逐艦(チェ・ヒョンきゅうくちくかん)は、北朝鮮海軍が建造しているミサイル駆逐艦である[3]。艦名は抗日独立運動の英雄崔賢にちなむ。
概要
2024年末に造船所で建造中の艦を金正恩が視察したとされる画像が公開された。写真からはフェーズドアレイレーダーやVLSを装備すると思しき開口部が見られる[3]。衛星画像から1隻が南浦造船所で建造されているとされる。専門家からは、本艦はミサイルフリゲート(FFG)ではないかという声が上がっている[1]。 米戦略国際問題研究所の分析によると、「FFGは全長およそ140メートルで、北朝鮮で建造される軍艦の中で最大」であるという。また、ロシアによる技術供与も疑われている[1]。 また、韓国軍では、北朝鮮がVLSを装備した4,000トンのフリゲート級軍艦の建造を開始したようだと評価している[4]。南浦で建造中の艦は、120メートル級の浮きドックに係留されており、艤装作業が進行中だと報じられた[5]。
一番艦の「崔賢」(チェ・ヒョン)は、朝鮮人民軍の前身である朝鮮人民革命軍の創建93年に当たる2025年4月25日に南浦の造船所で進水式が行われた。金正恩党総書記によると駆逐艦は「超音速戦略巡航ミサイル」や「戦術弾道ミサイル」などを搭載しているとされる[2]。進水直後の28、29日には海上でのミサイルや主砲を含む兵器システムの試験が行われた[6]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c “北朝鮮、同国史上最大かつ最も高度とみられる軍艦を建造中 衛星画像で明らかに”. CNN.co.jp. 2025年4月14日閲覧。
- ^ a b “金正恩氏、新型駆逐艦の進水式に出席 軍現代化へ「突破口開けた」”. 2025年4月26日閲覧。
- ^ a b “日本の防衛網かいくぐる?グライダー型先端部が極超音速で機動する北朝鮮の新型IRBM級ミサイル…陰で建造進む「イージス艦」モドキの北朝鮮軍艦も フジテレビ特別解説委員 能勢伸之|FNNプライムオンライン”. FNNプライムオンライン (2025年1月14日). 2025年4月14日閲覧。
- ^ “初期!北朝鮮は垂直発射装置で4,000トンの重さの新しい軍艦を建てます” (jp). VOI - Waktunya Merevolusi Pemberitaan. 2025年4月14日閲覧。
- ^ 望月博樹 (2025年4月10日). “北朝鮮、密かに「空母級」大型軍艦を建造中か 140メートル新型ミサイル護衛艦が衛星写真で発覚!”. 江南タイムズ. 2025年4月14日閲覧。
- ^ 産経新聞 (2025年4月30日). “北朝鮮が新型駆逐艦で巡航ミサイルを試射 金正恩氏「海軍の核武装を加速」”. 産経新聞:産経ニュース. 2025年4月30日閲覧。
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