北バナト郡とは? わかりやすく解説

北バナト郡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/13 23:21 UTC 版)

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北バナト郡
Северобанатски округ
Severobanatski okrug
Észak Bánsági Körzet
セルビア共和国
地方 ヴォイヴォディナ
郡都 キキンダ
人口 165,881
(2002年時点)
面積 2,329 km²
人口密度 71.2
基礎自治体 6
集落数
  -町
  -村
50
7
43
標準時 CETUTC+2
夏時間CESTUTC+3
郡を構成する自治体
郡の民族分布図

北バナト郡(きたバナトぐん、セルビア語:Севернобанатски округ / Severnobanatski okrugハンガリー語:Észak Bánsági Körzetクロアチア語:Sjevernobanatski okrugスロバキア語:Severobanátsky okresルーマニア語:Districtul Banatul de Nordルシン語:Сивернобанатски окрух)は、セルビア北部・ヴォイヴォディナ自治州にあるである。セルビア、ヴォイヴォディナの北端、バナトおよびバチュカ地方の一部を含む。2002年の国勢調査による人口は165,881人である。郡の中心都市はキキンダである。

基礎自治体

郡には7つの基礎自治体がある。

  • カニジャ(Kanjiža)、ハンガリー語ではマジャルカニジャMagyarkanizsa
  • センタ(Senta)、ハンガリー語ではゼンタZenta
  • アダAda)、ハンガリー語ではアダAda
  • チョカ(Čoka)、ハンガリー語ではチョーカCsóka
  • ノヴィ・クネジェヴァツ(Novi Kneževac)、ハンガリー語ではテレッカニジャTörökkanizsa
  • キキンダKikinda)、ハンガリー語ではナジキキンダNagykikinda

このうち、ノヴィ・クネジェヴァツとキキンダ以外では民族的にハンガリー人が多数派を占めている。バチュカ地方とバナト地方の境界線はティサ川であるため、カニジャ、センタ、アダの3自治体はバチュカ地方に属している。

住民

郡は多民族が混住しており、2002年の国勢調査によるその内訳は以下の通りである:

2002年の国勢調査による、住民の言語別内訳は以下の通りである:

セルビア人が多数派を占める自治体はキキンダ(76.43%)およびノヴィ・クネジェヴァツ(59.53%)であり、ハンガリー人が多数派を占める自治体はアダ(76.64%)、チョカ(51.56%)、カニジャ(86.52%)、センタ(80.51%)となっている。

各自治体に含まれる集落のうち、30はハンガリー人が多数派、19はセルビア人が多数派であり、1つは絶対多数を占める民族がなく、ハンガリー人が比較多数となっている。

文化

1878年、キキンダに初の現代的なセルビア人の印刷所ができ、翌年には初の図書館ができた。また、テオドル・イリッチ・チェシュリャル(Teodor Ilić Češljar)、ニコラ・アレクシッチ(Nikola Aleksić)、ジュラ・ペツィッチ(Đura Pecić)、ジュラ・ヤクシッチ(Đura Jakšić)など、多くの画家で知られる。

1796年、キキンダではこの地方で初の演劇がドイツ語で行われた。

経済

キキンダは建築用クレイの生産地であり、ヨーロッパ最古の粘土生産会社であるIGM・DDトザ・マルコヴィッチ(IGM DD Toza Marković)の本社が置かれている。

キキンダ鉄工所は研磨機を製造しており、セルビア内外で需要を持っている。25 majでは農業機器や設備を製造しており、エレクトロン(Electron)の製品もセルビア国内外で売られている。

キキンダでは原油を産出しており、セルビアの貴重な国内産出油田の一つである。






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