動力分割型駆動
センターデフのように前後にトルクを配分する機能をスプリットトルクドライブという。ATでは、ロックアップクラッチとトルクコンバーターにトルク分割を加え、前後に6:4で配分するタイプがフォードで量産化されている。4WDの前後トルク配分はプラネタリーギヤ式センターデフなどを使用し、キャリア入力の場合は、サンギヤとリングギヤの歯数比でトルク配分が決まるので、配分の差を大きくできる。例えば30:70も可能。リングギヤ入力の場合はピニオンギヤを2個使い、配分比は50:50に近い比率を得る。後輪に駆動力を多く配分するのは、直結4WD車の弱点であるアンダーステアを改善するのが目的である。
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