劫とは? わかりやすく解説

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こう 【劫】

仏教用語梵語カルパ(kalpa)の音略(劫波音写し波を略した語)。長時漢訳きわめて長い時間をいう。経論により異なるが、四〇立方大石を、天人一〇年に一度薄衣払い、石が摩滅しても劫は終わらないとか、四〇四方の城に芥子充満し一〇〇年に一粒ずつ取り出し全部なくなっても劫は終わらないとする。前者盤石劫、後者芥子劫という。また、三千大千世界擦って墨汁とし、千の世界一点だけ下していき、墨汁尽きるまで下した全部粉微塵にし、その一塵塵点劫といい、これを多く集めた三千塵点劫だとか五百塵点劫だとかの語もある。阿弥陀仏は十劫の昔に仏になったとするが、その十は実数ではなく、満数つまり久遠劫だとの説もある。非常に長い年月永劫とか広劫曠劫)とかいう。→ 四劫




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