努理使主
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/21 04:45 UTC 版)
努理使主(ぬり の おみ、生没年不詳)は、応神朝に帰化した百済の人物[1]。応神朝に帰化した百済からの渡来人であるが、さらに先祖を遡ると、中国周人である[2]。
概要
『新撰姓氏録』左京諸蕃に名前のある「調連(つきのむらじ)」は、努理使主の子孫である。『新撰姓氏録』左京諸蕃によると、努理使主の子孫が蚕を飼い機を織り、絁や絹などを顕宗天皇に献上したため、調首の姓を賜った、とある[1]。
脚注
- ^ a b 伊藤智夫 『絹 I』法政大学出版局、1992年6月1日、79頁。ISBN 4588206818。
- ^ 太田亮 『姓氏家系大辞典』国民社〈第4巻〉、1942年、177頁。doi:10.11501/1123910 。
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