加熱処理製剤
【概要】 血友病の治療薬である血液製剤は1984年までは、製造過程で熱を加えていなかった。もともと凝固因子は加熱で失活するため、加熱処理製剤は研究中であった。HIVが熱に弱いことがわかり、凝固因子は保護剤を加えて、HIVは不活化し、凝固因子は回収できるよう工夫した。
【詳しく】 加熱製剤から新しいHIV感染は起こっていない。現在の血漿分画製剤は加熱のみではなく、微細なフィルター処理、化学処理、モノクローナル抗体処理などはるかに多数のウイルス不活化工程を加えてある。

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