剣賛詩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 14:58 UTC 版)
喜三次と同郷の漢学者・教育者である棚橋天籟(てんらい)は、喜三次の剣技およびその愛刀を賞賛した『剣賛詩』(けんさんし)を作詩しており、詩が記された掛け軸は揖斐川歴史民俗資料館に収蔵されている。詩の一文である「剣精霊貫白虹」は、2019年(令和元年)に岐阜県博物館にて行われた特別展『剣精霊貫白虹 ~幕末美濃の剣豪と名刀~ 』の題名にも用いられており、この特別展にて『剣賛詩』と併せて本作が展示された。なお、『剣賛詩』の全文は以下の通りである。 原文(カッコ内は書き下し文の読み) 我有昆吾剣精霊貫白虹 (こんごのけんのせいれい はっこうをつらぬくは われにあり) 匣蔵無事久夜々叫英雄 (ぶじにこうぞうすることひさしく よよえいゆうをよぶ) 現在訳の大意 横倉喜三次の優れた剣技によって幕末の兵乱は払われた。 今やその愛刀(二王清綱)も無事に箱に仕舞い込まれて久しく、夜ごとかつての英雄(喜三次)を呼んでいる。 — 棚橋天籟、『剣賛詩』(けんさんし)
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