前田銀治
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/28 12:23 UTC 版)
東北楽天ゴールデンイーグルス #79 | |
---|---|
![]()
2023年8月
|
|
基本情報 | |
国籍 | ![]() |
出身地 | 静岡県三島市 |
生年月日 | 2003年11月19日(21歳) |
身長 体重 |
182 cm 98 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2021年 ドラフト3位 |
年俸 | 550万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
|
|
この表について
|
前田 銀治(まえだ ぎんじ、2003年11月19日 - )は、静岡県三島市出身のプロ野球選手(外野手)。右投右打。東北楽天ゴールデンイーグルス所属。
経歴
プロ入り前
三島市立沢地小学校5年生の時に沢地ジュニアソフトボールスポーツ少年団でソフトボールを始め、三島市立山田中学校では硬式野球チーム(ボーイズリーグ)のスルガマリンボーイズでプレーした[2]。
静岡県立三島南高等学校に進学し、1年秋から外野手のレギュラーに定着。投手も兼任し、2年秋は背番号1となった。当初は卒業後消防士になることを目標としていたが、3年春の第93回選抜高等学校野球大会に21世紀枠で出場が決定し、それをきっかけにプロを目指すようになった[3]。同大会では鳥取城北との1回戦で2安打を放ち、1点を追う9回表に救援登板するも3失点し、そのまま敗れた[4][5]。同年夏は静岡県大会4回戦で富士市立に6点差を逆転され敗退[6]。同点の9回表に救援登板したが、決勝点となる押し出し四球を与えた[7]。高校通算31本塁打[8]。
その後、2021年8月30日にプロ志望届を提出[9]。10月11日に行われたドラフト会議にて、東北楽天ゴールデンイーグルスから3位指名を受けた[10]。11月24日、契約金5000万円、年俸550万円で入団に合意した(金額は推定)[11]。背番号は36[12]。
楽天時代
2022年、入寮前のメディカルチェックで肺動静脈瘻が見つかり、1月25日に宮城県内の病院で経カテーテル的塞栓術を受けた[13]。その後リハビリを経て、3月21日にイースタン・リーグの東京ヤクルトスワローズ戦で公式戦初出場[2]。1年目から二軍では72試合に出場したが、打率.145、155打席で59三振と課題を残した。10月8日、ファーム日本選手権では先発出場をした[14]。そのまま、みやざきフェニックス・リーグにも出場していたが、10月10日の試合で守備の際にフェンスに激突し、右足腓骨を骨折した[15][16]。
2023年は、前年負傷した右足の回復に時間がかかり、7月に二軍復帰を果たす[16]。イースタン・リーグには22試合の出場で打率.196と結果を残すことが出来なかったが、オフシーズンには経験を積むため、台湾で行われるアジア・ウィンター・リーグに派遣された[17]。
2024年はファームで85試合に出場したものの、打率.173、4本塁打、14打点にとどまり、一軍昇格は果たせなかった[18]。オフに背番号が79に変更された[19]。
2025年2月28日に、奈良県内の病院で左アキレス腱断裂手術を行い、全治6か月の見込みであることが発表された[20]。
人物
幼少期から埼玉西武ライオンズの大ファンであり、憧れの選手は清原和博[10]。
詳細情報
背番号
脚注
- ^ 「楽天 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月4日閲覧。
- ^ a b 「【楽天】静岡・三島南出身のドラ3ルーキー前田銀治インタビュー 2軍でフルスイング奮闘中」『スポーツ報知』2022年4月26日。2023年7月12日閲覧。
- ^ 「消防士を目指すはずが…ドラフト3位指名 三島南・前田「びっくり」」『朝日新聞デジタル』2021年10月11日。2021年11月26日閲覧。
- ^ 「鳥取城北がセンバツ初勝利、5連打で三島南を逆転」『日刊スポーツ』2021年3月20日。2021年11月26日閲覧。
- ^ 「【センバツ】三島南の”二刀流”前田銀治がキラリ存在感 打っては2安打 9回のマウンドは3失点も「楽しめたかな」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2021年3月20日。2021年11月26日閲覧。
- ^ 「富士市立、センバツ出場の三島南に6点差逆転勝ち 8年ぶり8強/静岡」『日刊スポーツ』2021年7月22日。2021年11月26日閲覧。
- ^ 「今春21世紀枠の三島南ベスト16で敗退、プロ注目の前田銀治が涙/静岡」『日刊スポーツ』2021年7月22日。2021年11月26日閲覧。
- ^ 「【高校野球】通算31発のスラッガー三島南・前田銀治は、吉報を信じて待つ」『スポーツ報知』2021年10月5日。2021年11月26日閲覧。
- ^ 「三島南・前田銀治がプロ志望届提出「育成でもプロに」大安吉日に送付」『日刊スポーツ』2021年8月30日。2021年11月26日閲覧。
- ^ a b 「楽天3位で三島南の前田銀治外野手を指名 21世紀枠でセンバツ出場からブレーク 同校初のプロ誕生」『スポニチ Sponichi Annex』2021年10月9日。2021年11月26日閲覧。
- ^ 「楽天3位前田銀治驚き「こんな金額見たことない」18歳が緊張のサイン」『日刊スポーツ』2021年11月24日。2021年12月5日閲覧。
- ^ a b 「楽天が新人の背番号発表 D1位・吉野は9、D2位・安田は55」『サンケイスポーツ』2021年12月4日。2021年12月5日閲覧。
- ^ 「楽天ドラ3・前田銀治が手術 入寮前のメディカルチェックで肺動静脈瘻が見つかる」『デイリースポーツ』2022年1月26日。2023年7月12日閲覧。
- ^ 「【楽天】昨年ドラ3前田銀治、現状維持550万円「内容が濃い1年」ルーキーイヤー1軍出場なし」『日刊スポーツ』2022年11月15日。2023年7月12日閲覧。
- ^ 「【楽天】前田銀治アクシデント、みやざきフェニックス・リーグで負傷し救急搬送」『スポーツ報知』2022年10月11日。2023年11月26日閲覧。
- ^ a b 「【楽天】前田銀治、母の誕生日に逆転二塁打「昨季の成績超え飛躍したい」昨秋負傷からカムバック」『日刊スポーツお』2023年7月28日。2023年11月26日閲覧。
- ^ 「【楽天】西垣雅矢、前田銀治、武藤敦貴を台湾ウィンターリーグへ派遣」『スポーツ報知』2023年11月15日。2023年11月26日閲覧。
- ^ 「楽天、21年ドラ1・吉野が背番号『78』、前田が『79』に変更」『BASEBALL KING』2024年11月3日。2025年2月23日閲覧。
- ^ a b 「背番号に関して」『東北楽天ゴールデンイーグルス』2024年11月3日。2025年2月23日閲覧。
- ^ 「楽天21歳が左アキレス腱断裂手術 球団発表…剛腕救援に続き連日の6か月離脱者」『Full-Count』2025年2月28日。2025年2月28日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 前田銀治 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 選手名鑑 - 東北楽天ゴールデンイーグルス公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 前田銀治 (@ginji_6633) - Instagram
- 前田銀治のページへのリンク