出羽三山塔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 10:06 UTC 版)
三山碑ともいう。羽黒山の檀那場であった青森県と、栃木県以外の関東各県では、三山を並記したものが多い。湯殿山を総奥の院として三山の上位に位置付けていたこともあり、湯殿山を中心にして月山と羽黒山をその左右に配置する。山名の下に「大権現」を付けたり、「湯殿山」の下に「供養塔」と刻むこともある。また、日輪・月輪と瑞雲を上部に配したり、種字アーンクを刻むこともある。明治以降には三山を並記したものが多くなり、「月山」が中央に刻まれるようになる。これは、月山神社の社格が官幣大社、他が国幣小社に定められたことによる。 秋田県と岩手県では湯殿山碑よりも三山碑がやや多く、岩手県では出羽三山碑と鳥海山碑が並立していることが多い。
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