出口善子とは? わかりやすく解説

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出口善子

出口善子の俳句

万骨の一片として夏瘦せて
億年を逃げのびてこの油虫
六林男亡し鴨浮く水は今も平ら
実存とは破魔矢を握りしむことか
核持たぬ国の末世の青葉寒む
百千の薔薇の中より呼ばれけり
籍を抜く海市の揺れに棲みたくて
 

出口善子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/11 05:40 UTC 版)

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出口 善子(でぐち よしこ、1939年8月12日 - )は俳人。俳誌「六曜」代表。本名は由利善子。

経歴

大阪府大阪市生まれ。大阪女子大学国文科卒業。

1972年、「七星俳句会」入会。1981年、「花曜」(主宰・鈴木六林男)入会。1983年、第7回花曜新人賞受賞、1987年、第16回花曜賞受賞。鈴木六林男の死去(2004年12月)にともない、2005年、「花曜」解散。同年8月、「六曜」を創刊[1][2]

父は四天王寺第101代管長の出口常順[3]

著書

  • 句集『瞬』
  • 句集『亂聲』 牧羊社、1985年
  • 句集『貝の華』 角川書店、1990年
  • 句集『刺茨牡丹』 角川書店、1999年
  • 句集『わしりまい』 角川書店、2005年
  • 句集『羽化』 角川書店、2010年

脚注

  1. ^ 「六曜」は季刊。出口が編集・発行人を務め、同人会長は玉石宗夫、編集長は芝野和子。
  2. ^ 創刊号には17名が参加。モットーは「志は高く、句作りは楽しく」。(「六曜」第50号(2018年3月)による)
  3. ^ 文芸誌「イリプス」(第1次)に、1999年から2005年まで17回にわたって、出口善子によって「笙の風-小説・出口常順」が連載されている。

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