凝固活性化の機序
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 05:28 UTC 版)
「播種性血管内凝固症候群」の記事における「凝固活性化の機序」の解説
敗血症 エンドトキシンやサイトカインの作用により、単球/マクロファージや血管内皮からの組織因子(tissue factor: TF,かつては組織トロンボプラスチンと言われた)発現が亢進し、また、血管内皮における凝固阻止物質であるトロンボモジュリンの発現が低下するために、凝固活性化をきたす。一方、線溶阻止物質であるプラスミノゲンアクチベーターインヒビター(PAI)の発現が亢進するため、生じた微小血栓は溶解しにくく、臓器障害をきたしやすい。 癌、急性白血病 がん細胞や白血病細胞に発現した組織因子により、凝固活性化をきたす。
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