内川村_(兵庫県)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 内川村_(兵庫県)の意味・解説 

内川村 (兵庫県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/02 08:58 UTC 版)

うちかわむら
内川村
廃止日 1955年2月1日
廃止理由 新設合併
城崎町、内川村城崎町
現在の自治体 豊岡市
廃止時点のデータ
日本
地方 近畿地方
都道府県 兵庫県
城崎郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 1,551
臨時国勢調査1950年
隣接自治体 豊岡市、城崎郡城崎町、港村中竹野村
内川村役場
所在地 兵庫県城崎郡内川村大字来日
座標 北緯35度36分07秒 東経134度48分16秒 / 北緯35.60186度 東経134.80456度 / 35.60186; 134.80456 (内川村)座標: 北緯35度36分07秒 東経134度48分16秒 / 北緯35.60186度 東経134.80456度 / 35.60186; 134.80456 (内川村)
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

内川村(うちかわむら)は、兵庫県城崎郡にあった。現在の豊岡市城崎町の南半にあたる。

地理

歴史

昭和の大合併においては、北但地方事務所長より城崎町・内川村・港村の3町村の合併案が示され「将来豊岡市との合併も考えられる」と付記された。県の試案に対し豊岡市は独自に周辺町村への合併勧誘を行い、内川村当局は城崎・豊岡いずれにつくか迫られることとなったが、内川村長・瀬崎藤右衛門は3町村合併を構想し村内でも城崎との合併を求める声が優勢であった。円山川の両岸に村域を持つ内川村としては架橋が最大の優先事項であるが、内川村と豊岡市との協議で豊岡市からは架橋について満足な回答を引き出せなかったことから、架橋[注釈 1]を明言した城崎町との協議を進め、1954年(昭和29年)5月22日の村会で3町村の合併案が可決された。ところが同年7月3日に港村は豊岡市との合併を決議したため、内川村は早急な3町村合併は困難であるとして城崎・内川の2町村合併を第一段階として実現することにした。この合併は同年12月1日からを予定し県議会へ提案したが、豊岡市が架橋問題について県に申し入れを行ったために同日までに県議会の議決が得られず、翌1955年(昭和30年)1月にようやく県議会の議決を得て同年2月1日に合併を果たした。県はその後も城崎と豊岡の大合併構想を推進しようとするが、町の性格を異にする城崎と豊岡の対立は深く、昭和期にこの構想は実現しなかった[2][3]

交通

鉄道路線

脚注

注釈

  1. ^ のちの「城崎大橋」(2025年5月31日に架け替えられる前の旧橋)。

出典

  1. ^ 「豊岡・城崎は焦土と化す、救援隊続々と到着」『大阪毎日新聞』1925年5月24日(大正ニュース事典編纂委員会『大正ニュース事典第7巻 大正14年-大正15年』本編pp..239-240 毎日コミュニケーションズ 1994年)
  2. ^ 『城崎町史』 p.805-809
  3. ^ 『豊岡市史』 p.596-599

参考文献

  • 豊岡市史編集委員会編集『豊岡市史』下巻 昭和62年3月1日発行
  • 城崎町史編纂委員会編纂『城崎町史』 昭和63年3月31日発行
  • 角川日本地名大辞典 28 兵庫県

関連項目


「内川村 (兵庫県)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「内川村_(兵庫県)」の関連用語

内川村_(兵庫県)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



内川村_(兵庫県)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの内川村 (兵庫県) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS