六代目の藤娘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/02 08:23 UTC 版)
昭和12年(1937年)に六代目尾上菊五郎が五変化舞踊のひとつだった藤娘を独立させ、長唄の間に『藤音頭』(岡鬼太郎作)を挿入して演出を一新したもの。藤の絡んだ松の大木は、松が男を、藤が女を象徴している。筋は、藤の絡んだ松の大木の前に藤の枝を手にした藤の精が、意のままにならない男心を切々と嘆きつつ踊る。やがて酒に酔い興にのって踊るうちに遠寺の鐘が鳴り夕暮れを告げると、娘も夕暮れとともに姿を消す、というもの。
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