公文菊仙とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 公文菊仙の意味・解説 

公文菊仙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/16 23:45 UTC 版)

公文 菊仙(くもん きくせん、1873年-1945年)は明治時代口絵画家、日本画家

来歴

久保田米僊の門人。明治6年、高知市に生まれる。本名は時衛。明治25年(1892年)に東京へ上京し、日本画家の米僊に師事している。明治35年(1902年)頃から『やまと新聞』に挿絵を描いたほか、明治36年(1903年)から明治45年(1912年)まで村上浪六小説の口絵を描いている。明治40年(1907年)には『国民新聞』に雇われていたようである。また、坂本龍馬中岡慎太郎らの肖像画を描いている。昭和4年(1929年)に描いた龍馬の肖像画が大流行し、2000部が頒布販売された。昭和20年、太平洋戦争により千葉県へ疎開、同地で72歳で没した。

作品

  • 「当世五人男吉田雄蔵」 村上浪六作 嵩山堂 明治36年
  • 「当世五人男川上三吉」 村上浪六作 嵩山堂 明治37年
  • 「夜叉男」前後 村上浪六作 嵩山堂 明治38年
  • 「八軒長屋」 前中後 村上浪六作 民友社 明治40年
  • 「煩悶病院」上下 村上浪六作 嵩山堂 明治42年
  • 「稲田一作」前 村上浪六作 民友社 明治42年
  • 「元禄忠魂録」 村上浪六作 至誠堂 明治45年

脚注

参考文献

  • 山田奈々子 『木版口絵総覧』 文生書院、2005年
  • 岩切信一郎 「筒井年峰について」『一寸』第33号 書痴同人、2008年 ※15頁
  • 高知県立美術館編 『坂本龍馬の時代 幕末明治の土佐の絵師たち』 高知県立美術館、2010年



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「公文菊仙」の関連用語

公文菊仙のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



公文菊仙のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの公文菊仙 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS