元方出入御勘定帳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/14 14:33 UTC 版)
末吉は、「元方出入御勘定帳」という、長崎奉行が公的な権利として受け取る金銭の出納帳簿をつけていた。ここに記載された1年間の収支は 収入 - 8月1日に長崎の町人たちから受け取る上納銀(八朔銀)、長崎貿易で得られた利潤の分配金である受用銀、長崎会所から支払われる金銭など。 支出 - 収入の約4割を家臣たちに分配、1割は貿易品の購入などに充て、残り5割のうち約1000両は奉行が個別に雇った足軽などの人件費に使った。 となっており、末吉の手元には3200両が残った。ほかにも、奉行就任の際に幕府から拝借した1000両を返済したことなども書かれている。
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