像の真正性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 19:34 UTC 版)
フィルム画像の合成は難しいが、デジタル画像は簡単に改変できてしまうため、像の真正性を重視する場合(パスポートや査証の写真など)、フィルムはデジタルよりも好まれる。なお、日本のパスポートには2006年3月よりICチップにデジタル化された顔写真が埋め込まれている。 多くの裁判所では、デジタル写真は容易に改変しうるという理由で証拠として採用されない。また同様の理由で、犯罪捜査や医療分野などではいまだにポラロイドカメラの需要が存在している。ただし、書き換え不可能な専用フラッシュメモリを利用することでこの問題は克服できる。 2012年現在では、Adobe PhotoshopやCorel Paint Shop Proなどの画像編集ソフトウェアで、フィルム写真では膨大な時間を費やす必要があった、色・コントラスト・シャープネス(輪郭の鋭さ)の調整や、いらないものを消すなどの画像加工を初心者でも簡単かつ即座にできる。
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