保険金不払いに対する経営責任
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 07:05 UTC 版)
「東京海上日動火災保険」の記事における「保険金不払いに対する経営責任」の解説
この問題に関して、同社は長らく経営者の減給等の対応は示してこなかった。しかし、2007年3月14日に発動された行政処分を重く見て、同年4月8日には当時の社長である石原邦夫が同年6月末をもって社長職を辞任する意向を示し、6月21日をもって辞任した。そして同日、代表権のない会長職へ就任した。 後任には当時専務であった隅修三が昇格し社長となった。なお、同社の持ち株会社であるミレアホールディングスの社長職についても同様の人事が行われた。 この他、石原は同時にNHK経営委員長も務めていた時期があったが、世論の批判拡大に加え、第三分野保険での不正不払いによって同社に行政処分が下されたことなどにより、保険金不払い問題をはじめとする同社の不祥事への対応に本腰を入れなければならないと判断し、2007年4月10日をもって辞任した。なお、石原本人は同時に委員の役職も辞するつもりであったが、総務大臣の菅義偉から説得され同年6月末まで委員として留任していた。
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