俊夫の妹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:27 UTC 版)
昭和21年当時、女学校2年。出べそ。大宮町の配給所に兄と一緒に並んで、アメリカの給与物資のチューインガム7日分を米の替わりに配給されると、幼い妹は歓声を上げる。甘さが消えると次々と新しい一枚を口にほうり込み、ガムをあんぱんか大福まんじゅうでも頬張るようにして、「これ、出さなあかんねんやろ」と兄に訊く。家族はしばらくそれで空腹を誤魔化したが、何の腹のたしにもならず、結局はガムを闇市で金に替え、とうもろこしの粉を買った。『火垂るの墓』の節子に該当。
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