佐藤信夫 (言語哲学者)とは? わかりやすく解説

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佐藤信夫 (言語哲学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/20 03:18 UTC 版)

佐藤 信夫(さとう のぶお、1932年9月24日 - 1993年5月19日)は、日本言語哲学者。専門はフランス思想および言語哲学

言葉の構造と意味をレトリックの面から探求する。19世紀末まで人文教養の中心で、それ以後急速に消滅したレトリックを見直そうとする。著書に『記号人間』(1977年)、『レトリック感覚』(1978年)など。

略歴

東京府(現東京都杉並区)出身。東京大学文学部哲学科卒。國學院大學助教授、教授。おもに「レトリック」に関する著作を数多く残したことで知られている。また翻訳も手掛け、ロラン・バルトなどの訳書がある。

著書

  • 『記号人間』(1977年、大修館書店
  • 『レトリック感覚』(1978年、講談社/1986年、講談社文庫/1992年、講談社学術文庫
  • 『レトリック認識』(1981年、講談社/1992年、講談社学術文庫)
  • 『レトリックを少々』(1985年、新潮社/『レトリックの記号論』1993年、講談社学術文庫)
  • 『言述のすがた―《わざとらしさ》の修辞学』(1986年、青土社/『わざとらしさのレトリック 言述のすがた』1994年、講談社学術文庫)
  • 『意味の弾性』(1986年、岩波書店/『レトリックの意味論 意味の弾性』1996年、講談社学術文庫)
  • 『レトリック・記号 etc.』(1986年、創知社)
  • 『レトリックの消息』(1987年、白水社
  • 『レトリック事典』(共著)(2006年、大修館書店

訳書

  • ピェール・ギロー『意味論 ことばの意味』(1958年、白水社/1990年文庫クセジュ
  • ピェール・ギロー『文体論 ことばのスタイル』(1959年、白水社/文庫クセジュ)
  • L・J・プリエト「記号学」(アンドレ・マルティネ編、泉井久之助監修『近代言語学大系1 -言語の本質』(1971年、紀伊國屋書店)収録
  • ロラン・バルト『モードの体系 その言語表現による記号学的分析』(1972年、みすず書房
  • ピエール・ギロー『記号学 意味作用とコミュニケイション』(1972年、白水社/文庫クセジュ)
  • ジャック・アンリオ『遊び 遊ぶ主体の現象学へ』(1974年、白水社/1981年、白水叢書/2000年新装復刊)
  • ジョルジュ・ムーナン『二十世紀の言語学』(1974年、白水社/2001年新装復刊)
  • ロラン・バルト『彼自身によるロラン・バルト』(1979年、みすず書房/1997年新装版)

参考文献

  • 『現代物故者事典 1991〜1993』



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