伊集 幸絵(いじゅう さちえ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 10:19 UTC 版)
「白暮のクロニクル」の記事における「伊集 幸絵(いじゅう さちえ)」の解説
昭和初期に活躍していたキネマ女優。竹之内とは男爵位にあった父親が付き合いがあり、幼い頃からの知り合い。女優となってから知り合った映画監督・深井欣哉(ふかい きんや)との間に息子・市哉を儲けるが、出産時に死亡しており、その際に身元不明なオキナガから血分けされて成り上がっていた。身元を保証する父親は昭和16年に亡くなっており、「野良オキナガ」であることが明らかになれば子供とも引き離されることを指摘した竹之内が、自らが保証人になるという形で求婚していた。昭和18年のクリスマス、旧按察使守忠(薫子の弟)邸で何者かに殺害される。竹之内の血で一時的に息を吹き返したが、求婚の承諾を伝えて事切れた。その死は秘匿され、遺骨は身元不明者という形で按察使文庫に保管されていた。
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