仮称3号20cm砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 23:15 UTC 版)
「五十口径三年式二〇糎砲」の記事における「仮称3号20cm砲」の解説
ロンドン海軍軍縮条約により補助艦にも制限が課されたため、日本海軍は個艦の更なる強化を考え、アメリカ海軍の55口径砲に対抗して、それまでの50口径より長砲身化した55口径砲の製作を1930年(昭和5年)に決定、高雄型重巡洋艦4隻と羽黒の主砲換装が計画された。交換用の砲身や内筒約60門の製造が予定され、1931年(昭和6年)には試作砲1門が完成し、試験結果も良好であった。しかし1933年(昭和8年)に計画は中止となる。理由は明らかでない。なお、55口径への長砲身化を秘匿するため、名称は仮称五十口径三号二十糎砲とされている。
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