介護保険(民間介護保険)の仕組み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 17:37 UTC 版)
「介護保険(民間介護保険)」の記事における「介護保険(民間介護保険)の仕組み」の解説
生命保険会社が提供する介護保険の仕組みは大きく3種類存在する。 介護年金給付型 保険契約所定の介護状態となった場合に介護年金が存命の間ずっと毎年(毎月)給付されるタイプ、または一定期間だけ給付をするタイプがある。在宅などで介護サービスを利用する場合の不足額を補う場合、または介護施設などの入居後の居住料を毎月支払う場合に経済的損失の補てんとして利用することが考えられる。 介護一時金給付型 保険契約所定の介護状態となった場合に一時金として保険金を支払うタイプ。施設介護などを希望する場合、入居費用などが高額となる場合も多くその費用として利用できる。 死亡保障など他の保障内容と組み合わせたタイプ 保険契約所定の介護状態となった場合には介護年金または介護一時金、亡くなった場合には死亡保険金(死亡給付金)を支払うタイプ。また解約返戻金を用いて所定の年齢以後の年金受取として使用できる保険も存在する。 その他上記に次のような仕組みを付加した介護保険が存在する。 認知症などによる加算型重度の認知症の場合には要介護4~5などで付き添い人が必要になるなどの負担が必要となることから保険契約所定の認知症に該当する場合に給付額を加算するタイプ。 保険料払込免除介護年金給付となった場合には殆んどの保険会社において保険料の払込免除が適用される。また給付の介護状態の他に疾病障害による保険料払込免除や、三大疾病による所定の疾病状態となった場合に以後の保険料払込免除などの特約を付加することが会社によってはできる。 介護保険(民間介護保険)に支払う保険料は年間一定額まで生命保険料控除の対象となり、区分は介護・医療保険料控除となる。 死亡保険金(給付金)があるタイプは介護年金支払期間が一定を超える場合には一般生命保険料控除の区分となる。
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