re:evergreenとは? わかりやすく解説

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re:evergreen

(今日が雨降りでも から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/05 04:04 UTC 版)

『re:evergreen』
My Little Loverスタジオ・アルバム
リリース
録音 1995年 - 2015年
ジャンル J-POP
時間
レーベル トイズファクトリー
プロデュース 小林武史
チャート最高順位
My Little Lover アルバム 年表
acoakko debut
(2010年)
re:evergreen
(2015年)
-
『re:evergreen』収録のシングル
  1. 「ターミナル」
    リリース: 2015年10月28日デジタル・ダウンロード
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re:evergreen』(リ・エヴァー・グリーン)は、2015年11月25日に発売されたMy Little Loverの9枚目のオリジナル・アルバム。発売元はトイズファクトリー

リプロデュース・アルバム「evergreen+」に関しては、1995年に発売された1stアルバム『evergreen』も参照。

概要

オリジナル・アルバムとしては2009年の『そらのしるし』以来6年ぶり、企画アルバムとしても2010年の『acoakko debut』以来5年ぶりのアルバムでもあり、そしてMy Little Loverが20周年を機にリリースされた唯一の記念盤となる。また、かつて所属していたレコード会社・トイズファクトリーへ約11年振りに復帰した作品でもある。

オリジナルとしては初の2枚組仕様であり、ディスク1には、完全未発表による新曲10曲で構成され、そのうち9曲目に収録されている「ターミナル」は佐藤浩市主演の映画『起終点駅 ターミナル』の主題歌として書き下ろされ、10月28日にレコチョク・iTunesにて先行配信された。

ディスク2には、1995年12月5日にリリースされた1stアルバム『evergreen』が20周年を記念してリプロデュース。タイトルも現代の解釈で再構築した「evergreen+」と題してコンパイルされた(詳細などに関しては、#リプロデュース・アルバム「evergreen+」を参照)。

制作・構成

  • 本作のレコーディング制作や構成などに関しては、3年ほど前に開始していた。akkoが定期的に開催している「acoakko」のライブの打ち上げのときに小林も訪れており、2人で「極上のポップアルバムを作りたい」と製作前に明かしていたという[1]

今回のアルバムについて、akkoは

「『evergreen+』に関しては、スタジオで新たな息吹を加えている作業を見ているうちに、今の自分が歌ったらどうなるだろう?という興味がわいたので、試しに小林さんに相談してみましたが、あっさり却下されました(笑)。ただ小林さんから新作の構想を聞かされ、“むしろ当時のままのほうがいいんだ”と納得しました。新曲たちの制作に関しては、『evergreen』自体が肯定的なアルバムだったので、“あまり変化球的な要素は要らないのでは?”など、色々と相談しつつ、詰めていきました。」「私は20年かけて学んだ多くの想いを、20年目に出会ったこのアルバム「re:evergreen」に託しました。人は諦めない限り、ずっと成長し続ける。そして私はずっとそう在りたいと強く願います。そんな私の想いがいつか、心の中の永遠の緑を映し出して、少しでも多くの人に届きますように。」

と語っている[2]


全面プロデュースを担当した、小林武史は

「僕にとって特別なアルバム『evergreen』と20年ぶりに向き合うことで、音楽人として、ポップミュージックの深い素晴らしさに触れたように思います。結果として、マイラバの王道とも言えるアルバムが出来上がったと思います。自分にとっての究極のポップアルバムを作りたかったのですが、結果このアルバム『re:evergreen』ではたせたような気がします。」

と語っている[2]

オリジナル・アルバム「re:evergreen」

  • 構想に3年を費やし、小林武史の全面プロデュースによって全て生演奏でレコーディングされた約6年ぶりのオリジナルアルバム。

レコーディングに関してakkoは

「初心に立ち返り、とにかく思いっきり歌おうと思いました。いろいろ経験したり、自分なりに成長してきたことは素晴らしいことだけど、歌を歌うときにはそういった経験が邪魔になることがときどきあります。今回は、そういう“経験値”をなるべく取っ払って歌いたいと思いました。」

と心境を語った[1]

  • 9曲目収録の「ターミナル」については
「この曲に出会えたことの喜びはとても大きかったです。自分の中ですごくしっくりきたのです。私が歌うべき歌というか、あるべき場所というか……自分の中にストンと落ちてきたような感覚があって。20年目にしてこの「ターミナル」に出会えたことで、「今までがんばってきてよかった」と素直に思えました。そのほかはどの曲にもいろんな世界観があるので、そのときそのときの違う思いをイメージしながら、常に初心に立ち返る気持ちを意識して歌いました。」 — akko

と呟いている[1]

  • 本アルバムラストを飾る楽曲「re:evergreen」については、1stアルバムのタイトル曲「evergreen」の続編となっている。最後の「evergreen」へとつながったことで、この曲は完結となる[1]

リプロデュース・アルバム「evergreen+」

1995年12月5日にリリースされた1stアルバム『evergreen』のリプロデュース・アルバム。

『evergreen』の収録曲全曲に新たに生音のベースとドラムが加えられ、低音やリズムパーカッション等を強調するリミックスが行われた。

収録曲

Disc-1

オリジナル・アルバム 「re:evergreen」
全作詞・作曲・編曲: 小林武史。
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「winter songが聴こえる」 小林武史 小林武史
2. 「pastel」(ブラス編曲:小林武史 & 山本拓夫) 小林武史 小林武史
3. 「星空の軌道」(ストリングス編曲:小林武史 & 四家卯大) 小林武史 小林武史
4. 「今日が雨降りでも」 小林武史 小林武史
5. 「バランス」 小林武史 小林武史
6. 「夏からの手紙」 小林武史 小林武史
7. 「舞台芝居」(ブラス編曲:小林武史 & 山本拓夫) 小林武史 小林武史
8. 「送る想い」(ブラス編曲:小林武史 & 山本拓夫) 小林武史 小林武史
9. 「ターミナル」(ストリングス編曲:小林武史 & 四家卯大、配信限定シングル) 小林武史 小林武史
10. 「re:evergreen」(ブラス編曲:小林武史 & 山本拓夫) 小林武史 小林武史
合計時間:

Disc-2

リプロデュース・アルバム 「evergreen+
全編曲: 小林武史(※ 特記除く)。
# タイトル 作詞 作曲 時間
1. 「Magic Time」 小林武史 小林武史
2. 「Free」 小林武史 小林武史
3. 白いカイト (Album Version)」(2ndシングル) 小林武史 小林武史
4. めぐり逢う世界(4thシングル・リカット) 小林武史・AKKO 小林武史
5. Hello, Again 〜昔からある場所〜(3rdシングル) 小林武史 藤井謙二・小林武史
6. My Paiting(1stシングル2曲目) 小林武史 小林武史
7. 「暮れゆく街で」 AKKO 小林武史
8. Delicacy (Album Version)」(3rdシングル c/w曲) 小林武史 小林武史
9. Man & Woman(1stシングル) 小林武史 小林武史
10. 「evergreen」 小林武史 小林武史
合計時間:

参加ミュージシャン

  • AKKO - Vocal

Disc-1

Disc-2

タイアップ

楽曲 タイアップ 起用年
re:evergreen (Disc-1)
「ターミナル」 映画『起終点駅 ターミナル』主題歌 2015年
evergreen+ (Disc-2)
「Free」 AXIACMイメージソング 1995年
「白いカイト」 ジョンソン・エンド・ジョンソンタイレノール」CMソング 2004年
サントリーチューハイ「ほろよい 白いサワー」CMソング[3] 2021年
「Hello, Again 〜昔からある場所〜」 日本テレビ系ドラマ『終らない夏』主題歌 1995年

脚注

  1. ^ a b c d My Little Lover「re:evergreen」特集”. 音楽ナタリー (2015年11月20日). 2019年5月1日閲覧。
  2. ^ a b マイラバ20周年祝う新作『re:evergreen』、1stの新解釈含む2枚組”. CINRA.NET (2015年9月24日). 2019年5月1日閲覧。
  3. ^ ほろよい『夏は白いサワーだ。』篇15秒 サントリーチャンネル - 2021年7月5日閲覧。



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