人体文土器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/12 02:46 UTC 版)
人体文土器は、第39号住居跡の床面中央に埋設されていた。土器は残存高32センチメートル、直径28センチメートルで底部が欠損している。胴部のふくらんだ部分には帯状にすす状炭化物が付着していたが、住居床面に全体がすっぽり埋められていたことから、ススはそれ以前に付いたものと考えられる。おそらくは、特別につくられ、祭祀や儀礼など特別な用途で使用されたのち、炉として転用されたものと推定できる。人体文の文様部分は身長20センチメートルで、顔の部分の造形に高い芸術性が認められる。
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