井川館とは? わかりやすく解説

井川館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/29 02:21 UTC 版)

logo
井川館
長野県
井川館跡
別名 井川館城、井川城
城郭構造
築城主 小笠原貞宗
築城年 1334年
主な城主 小笠原氏
遺構 埋没、櫓台[1]
指定文化財 国の史跡「井川城跡」
(「小笠原氏城跡」に包含)
位置 北緯36度13分20.3秒 東経137度57分52.4秒 / 北緯36.222306度 東経137.964556度 / 36.222306; 137.964556 (井川館)座標: 北緯36度13分20.3秒 東経137度57分52.4秒 / 北緯36.222306度 東経137.964556度 / 36.222306; 137.964556 (井川館)
地図
井川館
テンプレートを表示

井川館(いがわやかた)、または井川城(いがわじょう)は、長野県松本市井川城(地名)にあった信濃国守護小笠原氏の館(日本の城平城)。「小笠原氏城跡」として林城と共に国の史跡に指定されている[2][3]

概要

1334年(建武元年)に小笠原貞宗が信濃国守護に就任し、伊那郡松尾(現在の長野県飯田市)から信濃府中(現在の松本市)に住まいを移す際に築城された。

水が豊富で一帯が「井川」と呼ばれていたため井川城となった。後に林城や館町を造営したため、こちらは支城となった。

安土桃山時代以前は、地方武士の城館は質素なつくりであったため、遺構もほとんど発見されず、田畑の隙間に城郭の跡が残されているだけであり、それも宅地化により徐々に失われつつある。

「松本市特別史跡[4]」(国の特別史跡ではない)に指定されていたが、2017年(平成29年)に解除され、林城と共に国の史跡に指定された[3]。案内看板はあるものの、田んぼの真ん中にあるためたどり着きにくい。

交通

鉄道

アルピコ交通(通称・松本電鉄)上高地線西松本駅

路線バス

  • 中条バス停(ぐるっとまつもとバス)
    • 山形線、空港・今井線など。

道路

脚注

  1. ^ 小笠原氏城跡(井川城跡・林城跡)松本市公式HP
  2. ^ 2017年(平成29年)2月9日文部科学省告示第7号。
  3. ^ a b 「小笠原氏城跡」公益財団法人 八十二文化財団公式HP
  4. ^ 「松本市指定文化財」松本市公式HP

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「井川館」の関連用語

井川館のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



井川館のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの井川館 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS