五竜の滝とは? わかりやすく解説

五竜の滝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/22 02:58 UTC 版)

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五竜の滝


五竜の滝(上段:雄滝、下段:雌滝)
所在地 静岡県裾野市千福
位置 北緯35度10分58.8秒 東経138度54分16.8秒 / 北緯35.183000度 東経138.904667度 / 35.183000; 138.904667座標: 北緯35度10分58.8秒 東経138度54分16.8秒 / 北緯35.183000度 東経138.904667度 / 35.183000; 138.904667
落差 雄滝12m
水系 狩野川水系黄瀬川
プロジェクト 地形
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五竜の滝(ごりゅうのたき)は静岡県裾野市千福にある

概要

黄瀬川と佐野川との合流点付近にある滝で、明治時代には佐野瀑園と呼ばれていた[1]裾野市中央公園内にある。高さ12メートル[2]。全部で五条の滝から成り、向かって左側にある本流の三条の滝を雄滝、右側にある支流の二条の滝を雌滝という。それぞれ、雪解(ゆきどけ)・富士見(ふじみ)・月見(つきみ)・銚子(ちょうし)・狭衣(さごろも)と名付けられている[3][4]

約一万年前の富士山の噴火によって形成された富士溶岩層の断崖を落下している[3]玄武岩溶岩流の断面を観察することができる。新田次郎の小説「蒼氷」の中にもこの滝が登場する。1997年3月17日に静岡県指定天然記念物に指定されている[5]

所在地

静岡県裾野市千福7-1[6]

中央公園内の他の施設等

国の重要文化財に指定されている旧植松家住宅や、吊り橋「五竜のかけはし」、太鼓橋「夢の橋」、若山牧水の歌碑などがある。 また、昭和の初めごろまでは五龍館ホテルがあり[7]、五竜の滝下の吊り橋と並び、東海第一の旅館だった[8]若山牧水も五龍館ホテルに宿泊し、歌集「野なかの瀧」「渓間の春」などを執筆している[6]。 五龍館ホテルは1933年(昭和8年)ごろ人手に渡ったものの、現在は裾野市中央公園として、市民の憩いの場所となっている[8]

脚注

  1. ^ 郷土歴史の散歩道 一[裾野市教育委員会発行・編集] p5
  2. ^ 裾野の文化財(改訂版)第4集[裾野市教育委員会発行・編集] p36
  3. ^ a b 北中 2004, p. 322.
  4. ^ 裾野の文化財(改訂版)第4集[裾野市教育委員会発行・編集] p36
  5. ^ 静岡県文化財保護課 (2013年12月1日). “静岡県内指定文化財リスト(エクセル:177KB) (Microsoft Excelの.xls)”. 静岡県内指定文化財調査. 2014年7月15日閲覧。
  6. ^ a b 裾野市中央公園パンフ (PDF)”. 裾野市観光協会公式ホームページ. 裾野市産業振興課 (2018年4月). 2018年9月9日閲覧。
  7. ^ 楽しい郷土史だより第4号 (PDF)”. 裾野市公式ウェブサイト. 裾野市教育委員会生涯学習課 (2017年3月). 2018年9月9日閲覧。
  8. ^ a b 佐藤隆/編 1982, p. 8.

参考文献

  • 佐藤隆/編『写真集明治大正昭和裾野』234〈ふるさとの思い出〉、1982年2月。

外部リンク


五竜の滝

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寂地峡」の記事における「五竜の滝」の解説

犬戻峡にある犬戻十八滝のうち、特に龍の名を冠した5つの滝は総称して寂地峡五竜の滝と呼ばれ日本の滝百選選定されている。滝は川上より順に以下の通りである。 龍頭の滝落差14m。 龍門の滝落差18m。 白龍の滝:落差10m。 登龍の滝:落差8m龍尾の滝:上段15m+下段5m段瀑となっている。 龍尾の滝 登竜の滝

※この「五竜の滝」の解説は、「寂地峡」の解説の一部です。
「五竜の滝」を含む「寂地峡」の記事については、「寂地峡」の概要を参照ください。

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