五島連系設備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:37 UTC 版)
長崎県五島列島の電力系統は、かつては九州本土の系統とつながっておらず、五島列島の電気は、福江島(五島市)、中通島(南松浦郡新上五島町)、宇久島(佐世保市)に設置した発電所から供給していた。九州電力は、安定供給と供給コスト低減のため、260億円を投じて五島連系設備を整備し、これにより、2005年(平成17年)6月、本土から五島に送電できるようになった。五島連系設備は、松島変電所、松島奈良尾線などからなる。西海市の松島にある松島変電所では、基幹系統の220 kVを66 kVに降圧する。松島奈良尾線は、同変電所から南松浦郡新上五島町の中通島にある奈良尾変電所に達する66 kV・2回線の送電線であり、そのうち、松島のニン崎から中通島の丸瀬鼻接続所までは、日本最長の53 kmの電力海底ケーブルが敷設された。
※この「五島連系設備」の解説は、「九州電力送配電」の解説の一部です。
「五島連系設備」を含む「九州電力送配電」の記事については、「九州電力送配電」の概要を参照ください。
- 五島連系設備のページへのリンク