二面的帝国主義論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 08:34 UTC 版)
大日本帝国は、アジアでは軍事的に自立 (independence) する「軍事強国」であるが、資源などで英米に依存 (dependence) しなければならない「経済弱国」である。その日本帝国主義の構造的な矛盾が、米英との関係強化を志向する「対米英協調」と依存からの脱却を志向する「アジア・モンロー主義」を生み出した。これらは、ワシントン体制への対応などで対立を深め、満洲事変以降、アジア・モンロー主義が優勢となっていく。
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