二十万人以上
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 14:03 UTC 版)
東京裁判における判決では、後からの見積もりとして「南京とその周辺で殺害された一般人と捕虜の総数は20万人以上」とされた。埋葬数の史料や揚子江での虐殺における目撃者・生存者の証言等、南京軍事法廷に提出された史料と共通するものも多く使われている。一方で、都市部での個々の殺害、揚子江沿岸や近辺のクリークで集団で殺害され焼却あるいは揚子江に流されて処分された数については、史料が南京軍事法廷ほど処々から収集・提出されていないように見える。ちなみに、東京裁判の松井石根に対する個別判決では、10万人以上とされており、その差については、松井石根の監督責任に係る部分だけに絞った為(虐殺について知る前、あるいは危険性を認識しうる前を除いた)とする説、松井部分の判決担当判事が戦火による被災者もいる事を考慮して掛け目をとったとする説、崇善堂の埋葬数が信頼できないとして除外したとする説等がある。
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